台風16号の大水 五十鈴川

9月20日未明に県内を暴風圏に巻き込んだ台風16号は風はたいしたことはなかったがものすごい雨を降らせた。寝床の中からでも雨の激しさがかなり長く続いたのがわかった。明るくなったらすでに外は静かになりつつあった。ニュースを見ると延岡市北川町などで川の氾濫があったようだ。門川も丸口あたりのヘリからの撮影が映っていた。

海が茶色く濁っている
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P9205501 posted by (C)オトジマ

8時ごろになり太陽も顔を出したころ五十鈴川の様子を見に行ってみた。五十鈴橋。向こうの橋は国道10号
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日豊線
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小園の堰。小さなダムであるが、水の下で全く見えない。中央付近にわずかな水流の段差がある。
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各所でがけ崩れ
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丸口橋から小松集落方面。
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田は水没。堤防を越水した。
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最奥に小さな団地があってNHKのヘリはここを上空から撮影していた。この団地は別の道があるので孤立しているわけではない。
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丸口橋。一番水位が高かった時には橋げた中央くらいまで水位があったようだ。
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橋げたの中ほどまでゴミが付着している。たぶん午前3時~5時ごろだろう。このとき午前8時すぎ。
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動画で







レッドタートル

9月17日公開のスタジオ・ジブリ作品「レッドタートル」を見た。

オフィシャルサイトはコチラ

日曜日とて宮崎セントラルシネマは大賑わい。門川では見たこともない大勢の若者がチケットやポップコーンを買う行列に並んでいる。宮崎県にも若者がいたんだなぁ、と認識を新たにしたくらいである。
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これらの若者のお目当ては「君の名は」「声の形」である。どちらも今話題のアニメ。「君の名は」は驚異的大ヒットとなりつつあるが、「声の形」も大ヒット間違いなしだろう。次回上映の残座席を見ると、「君の名は」は完売で、その次も残席わずか。「声の形」も残席わずか。「声の形」はネット上の話題がすごい。それを見てると、この作品も見たい気がするが、一度に二つ見るのはタイムテーブルを検討すると夜中までかかりそうなのでやめた。今日は「レッドタートル」だけ。


ところが連休の日曜というのに「レッドタートル」の観客はわずかに5人!!!。 これでは興行成績はさんざんだろう。「ジブリ」のブランド名の神通力をもってしてもこれだけとは・・・・・・・ 



この作品は「ジブリ」のクレジットは入っているし、出資もしているが、実際の制作はフランス。監督はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。覚えられない名だ。エンドロールのスタッフを見るとフランス人が多そうだが実際はヨーロッパ系の多国籍だろう。中国人らしき名前は散見されるが日本のアニメではおなじみの大勢の韓国人スタッフの名は見当たらない。

監督のマイケルは偶然私と同じ年齢でオランダ生まれ、フランスで学び、スペインでアニメ制作会社で勤めた後イギリスに居を構え、アメリカでディズニー作品のいくつかで仕事をしている。彼らには国籍とか国境とかは意味をなさない。日本のアニメ業界でスタッフが作品ごとに離合集散するのと同様で、それが国境を越えているわけだ。

彼はアニメクリエーターとしては多彩で十分な経歴を積んでいる。2000年に自主製作した「岸辺のふたり」がアカデミー賞の短編アニメーション部門で受賞した。それがジブリの鈴木プロデューサーの目にとまり、「ジブリで一本作品を撮らないか」と声をかけられた。彼は大喜びで誘いに応じ、さっそく作品の検討に入った。この「レッドタートル」は彼が以前から温めていたテーマの一つだった。マイケルはジブリ近辺に住み込んで高畑勲にプロデューサーとして入ってもらいシナリオと絵コンテを作った。その後、検討した結果、ジブリ内での制作ではなく、フランスでの制作となったという。

さて、作品はどうなんだろう。一言で言って美しい作品である。そのまま絵本にすると素晴らしい本になりそうだ。実際に池澤夏樹の文章で絵本化が進行中である。絵柄はジブリとは全然異なるが、かなりリアルで自然なアニメーションである。CGも多用されていそうだ。明るい日差しのある日中の場面は少ないので色調が全般にくすんでいてワビサビの境地である。竹林の場面も多いので日本的とも言える。この地味な色使いはフランスのマンガ「タンタン」のエルジェに影響を受けているらしい。
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以下ネタバレ。
ロビンソンクルーソーと同じ設定で、男が孤島に漂着して孤独な生活を始める。男は竹で筏を作って島を脱出しようと試みるが何度も失敗する。大きなウミガメが妨害したのである。男は上陸してきたウミガメを殺す。ところがウミガメの死骸が若い女に変貌する。男は女と暮らすようになり、子供が生まれる。息子は成長し若者になる。ある日、若者はウミガメを引き連れて島を出る。残された男は老人となり死ぬ。女は再びウミガメとなり海に帰る・・・・・・・

80分ほどの上映時間にいっさいセリフはない。シナリオ段階ではあったらしいが、鈴木プロデューサーの意見でセリフはオールカットされた。セリフなしでも物語は十分に語られている。どちらかといえば悲しい話で、大きなヤマもなければ派手なロマンスもない静かな映画である。子供どころか、中学生でも5分で退屈するだろう。いかに美しくてもこれでは広範な若者の心は掴めない。美しさと人生の哀しさがわかる大人の映画である。

フランス語版の予告編のほうが邪魔な字幕がないぶん心地よく見れる。これを見たらおおむね見たといってもよいくらい。
視聴回数を見ると、9月18日現在でフランス語版は日本画版の20倍以上ある!!



君の名は。

今話題の映画は「君の名は」と「シン・ゴジラ」である。ゴジラは監督に庵野 秀明を起用して従来にないリアルな作品となって大人の観客を集めているとか。ネットでの評判がすごい口コミとなって広がっている。未見なので何とも言えない。ふつうならゴジラと聞いただけで見る気は起きないが今作は見てみようかな、と気になっている。

「君の名は」は新海誠作品なのでそれだけで期待できる。青少年向けアニメ作品なのに夏休み終了後の公開というのがいささか理解できないが、公開と同時に大ヒットとなって、ジブリ作品以上の興行収入も期待できるらしいからすごい。ネットをチェックしてはいないが、ネット上では大盛り上がり。ありとあらゆるレビューが書かれているだろうから、あえて私がそれに付け加えるほどもないのではあるが、備忘録のつもりで記しておく。ーー画像はYoutubeの予告編からのスクリーンショットーー



以下ネタバレあり。「君の名は」、といっても往年の放送時刻に女風呂が空になったというラジオドラマや映画ではない。現代の高校生の物語である。予告編をチラ見して、大林宣彦監督の尾道三部作の名作、「転校生」の翻案かな、とも思った。高校生の男女の体が、というか心が入れ替わる、というのが物語の発端である。まずはこれだけで十分にキャッチー。それだけでもドラマをぐいぐい引っ張っていけるが、そこを深堀りすると違った方向に行ってしまう。根本はピュアなラブロマンスで、タイムスリップ的な要素、パニック映画的要素を加えて複雑な物語展開としているのがこの作品のエライところ。展開についていけなかった、という人も多いのではないか。

左がヒロインの三葉、右が瀧。瀧は姓ではなく名。
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「転校生」と異なり、二人の男女は東京と飛騨と地理的に離れ、さらに3年の時差もあるのでおいそれと出会うわけにもいかない。しかし、この3年の時差がヒロイン三葉と彼女の村を危機から救うカギとなる。その危機とは、三葉のリアルタイムで飛騨の山中に彗星が落下して三葉本人も村民500名とともに死亡するという大惨事。3年後に生きる相手役の少年・瀧の側からは既知の出来事であり、過去の改変にトライすることになる。詳しい経過は書かないので見ていただきたい。

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結論的に言えば、新海作品らしい、美しい情景描写を見るだけでも眼福である。田舎の情景もよくできてはいるが、真骨頂は都市景観の美しさ。東京をいかにリアルに描写しているとは言ってもそこには作家の審美眼により濾過されているので、あんな雑駁な景観から美を抽象できるのは新海の才能である。アメリカでは3Dアニメの時代に移行して久しいが日本ではあいかわらず2Dアニメが盛んである。新海の作品を見ると2Dでも新たな可能性があるんじゃないか、と思える。ジブリとの違いは背景のコンピュータ描画の多用である。動画でも多用されているようだ。ただし背景のリアルさと平面的なキャラクターの落差は大きい。

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新海誠(1973年生)本人が原作・脚本も務める。彼の以前の作品から、新海の才能は美しい画面作りなんだ、と思っていたらストーリーも演出もなかなか素晴らしい力を持っている。60代が見ても十分楽しめる。ただし、10代の少年少女が感じるであろう感動とか胸キュンとかは残念ながらない。私が中学生で見たならば1週間くらい夢にうなされるくらい心奪われるだろうが。

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今作は配給が東宝。新海としては今作で初めてメジャーな配給体制と十分な予算、さらに充実したベテランスタッフ、という大きな舞台を得たことになる。それがアニメオタクに限定されない広範な若者の心をとらえ、さらには興行的にも大成功を収めている。つまり、これで新海誠はかつての宮崎駿の地位を獲得したと言っていいのではないだろうか。アニメ界には庵野秀明、細田守、押井守らジブリ以外にも作家性のあるヒットメーカーはいないではないが、今作の新海のヒットは別格である。東宝は今作の大ヒットに味をしめて当然次回作を狙うはずだから新海は今後仕事が絶えることはないだろう。

かつて1990年代から2000年代にかけて夏休みは家族でジブリ作品を見ることに決まっていた時期があった。「となりのトトロ」から「千と千尋」あたりまでがジブリの黄金時代か。おおむね宮崎駿の才能に依拠していたわけで、宮崎氏が新作を作らないとなって俄然ジブリの神通力が陰った。しかし、日本には次の才能がいた。新海は43歳だからアニメ作家としては油が乗ったところ。新海作品はジブリ同様、海外でも広く受け入れられるだろう。

よくできた作品だが、あえて難を言えば・・・・。そもそも男女の体と精神が入れ替わる、という荒唐無稽な設定に合理性がない、といえばないのであるが、そこは置いといて、タイムスリップ物にありがちな矛盾もあちこち突っ込みどころがあるし、「なんでもあり」のパラレルワールドを想定したような所も見られる。クライマックスの隕石落下の場面では肝心の部分をあえて省略しているのでやや腑に落ちない。二、三度見ないと納得できないくらいである。やはりキッチリとした因果律がないと観客は納得できない。アメリカ3Dアニメ的な明快で先の予想がつきやすい展開をきらったのかもしれない。すでに十分に複雑な設定なんだから、もっと明快にすべきだったのではないか。

公式ページはコチラ

波頭津で水中撮影

SJ4000で水中撮影をしてみたくて波頭津まで。まだ十分に暑いがさすがに9月になると海水浴客は一家族だけ。
いっぱいの満潮で波はほとんどない。さぞかしきれいな水中撮影ができると期待していた。上から見る限りはあいかわらず透明できれいな水だが、潜ってみると透明度は低い。昔、40年以上前、まだ養殖が盛んでなかった頃の日豊海岸の素晴らしい透明度を知る者にとってはいささか残念ではある。


ついでに先週に引き続き北川町の小川へ。今回は前回よりやや下流の細見地区で。子供たちは昔からさんざん連れてきているが、妻にも一度はあの清流を見せたいので、全く泳げない彼女にライフジャケットを着せて水中メガネをかけさせた。ところが、先週の台風で雨が降ったせいか、前回ほどの透明度はなかった。場所も川底が単調でいまひとつ面白くなかった。
しかし、よその川に比べれば十分に美しい。



北川町小川の清流を水中撮影

入手したSJ4000で水中撮影をしたくて北川町の小川へ。

子供が小さかったころは毎年何回も来ていた市棚の瀬口地区の川原。この夏は一度だけ孫をつれてこの数百m上流で泳いだ。
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2016_0831_113316_001 posted by (C)オトジマ

海パンも水中眼鏡も忘れるという失敗をしたが、だれもいないのでパンツ一丁で泳ぐ。
SJ4000はあてずっぽうで水中に沈める。
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2016_0831_113319_002 posted by (C)オトジマ

どうです? キレイでしょう? 私は日本一の清流と思っているが・・・


一人きりで気持ちよく泳いでいると向こうから大勢のカヌーが・・・・・。小さい子供も漕いでいる。
カヌーを水中から撮影することができた。カヌーが空を飛んでいるようだ。


カヌーの皆さんとしばし会話もしているが、SJ4000を水中撮影の防水ハウジングに密封すると外の音はほとんど録音されていない。なんでも、このシーズン最後の川下りだとか。秋からは鮎の柴堰漁が始まるのでできなくなるそうだ。カヌー愛好家は勝手放題に遊べるわけではなく、河川漁協との調整があるらしい。
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2016_0831_114524_006 posted by (C)オトジマ

しんがりに来たカヌーはゴミ拾いをしながらの川下りである。一シーズンお世話になった川への恩返しとか。延岡のカヌーイストたちはなかなかモラリストたちだ。
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2016_0831_115301_001 posted by (C)オトジマ

これは数年前の北川の柴堰の様子。
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PB049817 posted by (C)オトジマ
プロフィール

トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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