新富 観音山

西都原の帰りに新富の観音山に登った。鬼付女峰とも呼ばれる小高い丘である。この山は公園になっていて、四国八十八箇所と西国三十三箇所が両方とも察知されている。といっても石仏が並ぶだけであるが。なんせ88プラス33で121も仏さんがいるのでうかつに一つ一つお参りしていると何時間かかるか分からないのでスイスイ通り過ぎる。

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ここでは4年前に地元の若者たちが遊び半分で石仏を何体も叩き壊す、という悪事を働き、ニュースになった。上の左端の石仏にも修復の跡が見られる。

八十八箇所の石仏は麓から1番、2番と順番に並んでいて、灯台のそばの岬東端が88番の結願である。
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右は7番十楽寺
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右が阿波国一番霊山寺
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13番大日寺 15番国分寺
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45番岩屋寺
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これは9月にお参りした今治の54番延命寺、56番泰山寺
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頂上広場の東端には富田灯台がある。
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富田浜方面。入り江は富田入り江。汽水である。
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歌碑があるので読んで見ると・・・「梳る髪とぞ見ゆる秋の来て稲葉の風ぞ涼しかりける  高山彦繰九郎」
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うまいんだかヘタなんだか私にはわからないが、高山彦九郎の名は知っている。幕末の尊王家で、京都三条大橋に銅像がある。
hikokuro sm
なんで彼の歌かここに? なんでもこの山に登って眼下の水田の美しさを歌ったのだとか。てっきり三条大橋に座り続けていたものとばかり思っていたら、全国漫遊をしてたらしい。

西国三十三箇所は山頂広場の南側に並んでいる。こちらは観音様ばかり。近江国30番宝厳寺
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22番摂津国総持寺 26番丹後国一乗寺 
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山頂広場の標高が50数メートルだから麓からの標高差は50m。ここを汗だくで何度も往復している年配男性がいたので、話を聞くと運動のために毎日25回登るそうだ。なんと一日で1250m!これを年間5000回こなすそうだ。すごい体力だ。やはり山登りをされる方である。私よりずっと年配みたいだがか全くなわないなぁ。

五ヶ瀬の野仏

西臼杵郡の高千穂、五ヶ瀬、日之影にはいまだ八十八箇所巡りの大師堂が多く残っている。高千穂は着色の石仏が多く、楽しい。五ヶ瀬も高千穂同様だが、木像が多い。これまた楽しい。

数年前にも一度アップロードしたことのある鳥越の大師堂。戸数はほんの数戸の集落なのに似合わぬ大きな堂である。
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丸太から彫り出して着色している。素朴な彫りであるがなかなか味わいがある。いつの時代のものか。江戸まではいかないのではないか。
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色が剥落し、虫食いもひどい。
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虫が掘った穴から出たノコくずがたまっている。
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横から見ると、奥行きは浅く、レリーフに近い。
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別の集落の堂。大師の服と台座のピンクのカラーコーディネーションがステキ
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下赤集落の大師堂。
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着色はシックだが光背が金色なのでゴージャスに見える
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彫師は鳥越大師堂と同一に見える。着色が新しいので新品に見える。
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五ヶ瀬町役場近く、車屋橋バス停の大師堂
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29というからには他にもたくさんあるのか。それとも29番札所のことかな。
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真ん中に大きな着色の大師がいる
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ここの着色は原色そのままで色がきつい。というかペンキの持ち合わせが赤と緑と青しかなくて、混色という知恵もなかったというべきか。
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荒尾いろいろ 寺

私が以前から愛読するサイトに「珍寺大道場」がある。全国にある怪しい、あるいは笑える宗教施設を訪問し、いろいろと突っ込みを入れている。神や仏に対する崇敬の念はあまり感じられないが、ものの見方がとても面白い。
荒尾に行く前にこのサイトをチェックしてみたら「荒尾大師」と「荒尾観音」があった。

まずは荒尾大師。慈照院という寺であるが、宗派が「民主真言宗 児玉派 本山」となっている。まぁ、弘法大師を祀ってあるんだから真言宗系というのはわかるが、いかにも零細個人商店という感がネーミングから伝わる。「民主」というのもいかにも寺院と相性の悪そうな語彙である。まぁ、何につけ民主的であるに越したことはなさそうだが、古今東西、民主とは相容れない独裁的カリスマ教祖が率いる新興宗教ほど勢いがあるものである。

進入路がとても狭くて場所もわかりづらい。その参道からしてあまり流行っている様子がない。とにかく駐車場に車を置いてほとんど民家風の寺は無視して、ひときわ目立つ大師様の鎮座する大師堂に参る。
巨大な大師坐像が見えている。
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だいたい五鈷を持つ大師の右腕は不自然に曲がっているものではあるが、ここのは不自然が度を越している。顔が今ひとつありがたくないし、体に対し大きすぎる。ここの先代住職のハンドメイドらしい。まぁ、素人にしては上出来ではある。
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元来白亜のコンクリ像であるが塗装がだいぶ剥離している。土台が大師堂になっている。
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内部の仏像群。
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コンクリ大師と顔が似ている。もしかすると先代住職ご自身がモデルでは。
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大師像がいろいろ。
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屋外にも大師像
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石仏も新らし目のものが多い。あまり古い由所があるわけではなさそうだ。
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次は荒尾観音。
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「宗教法人幸生宗善徳寺」。これまた零細な単立の宗派・寺のようである。延岡大師だって単立だが。
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ここの名物は寺を取り囲むコンクリ仏たち。荒尾大師と同じく素人の手作り感が強いが、なかなかうまい。
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ペンキ塗りの色が独特で不気味さをいや増している。夜見たら怖いかも。
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こんなにデカイ。作るの大変だっただろう。
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これはタイプの異なるコンクリ仏。
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下に石仏群がズラリと並ぶが、これは八十八箇所巡りのようだ。どこから移設されたのかも。
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それぞれに番号が振ってある。
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種々雑多な仏像。色とりどり。宗派の雑貨店みたいだ。
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手形、足形がたくさん。すべて同じものなのでここで販売したんだろうが、かなり古いので近年は手足の病で来る人がいないのかも。とにかくいろんな祈願を受け付ける。
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新興住宅地の中にあってすぐそこには三井グリーンランドの観覧車が見える。
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私はたいていの寺社では見物のお礼にお賽銭を上げてくるものだが、ここは全然ありがたくなかったので賽銭を忘れた。

高速開通直前の蒲江と浜のピザ屋

いいお天気なのでちょっと遠出。北からの高速開通直前の蒲江へ。

楠本浦の八十八体仏へ。以前にも来たのだが、堂内が暗くて写真がいまひとつだったので再度。
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江戸時代からあるものだが、この建物は新しい。
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八十八体の木像。一本の楠から彫られたと書いてある。
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このような狭い路地の奥なので車は入らない
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海岸の国道沿いにノアの箱舟???
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スイセンが咲き乱れている
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P3130295 posted by (C)オトジマ

どうやら倉庫として使われているようだ。FRPを切り欠いて入り口にしている。
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P3130296 posted by (C)オトジマ

蒲江インターを降りて海に突き当たった国道沿いに蒲江インターパークができている。高速の開通に合わせて開業するようで工事が最後の追い込み。道の駅みたいなもの。既に道の駅はあるが、混雑がひどいから客を分散する必要があるんだろう。
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P3130247 posted by (C)オトジマ

裏はすぐに海に面している。
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P3130248 posted by (C)オトジマ

ここは一面緑のの芝生になるはず。
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蒲江から県境の南へ無料高速で15分、宮崎県の北端の宮之浦にピザ屋さんがある、テレビのローカル番組で見たのでお昼はピザにしよう。
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P3136982 posted by (C)オトジマ

宮之浦八十八箇所巡りの第一番札所の大師像の手前、漁港の一角。
ピザの小さな看板が路傍に置いてあるが、予備知識のない人なら絶対にピザ屋は発見できないだろう。
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その看板のまん前。私はテレビでそのピザ屋はただのプレハブだかと知っていたのでわかった。
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P3130297 posted by (C)オトジマ

正面の小さな小屋がピザ屋である。これを見るとピザ屋はなにも小じゃれたイタリアン風の店舗や石釜を準備せずともほとんど初期投資ゼロで開業できることがわかる。以前は釣りの渡船の倉庫兼待合所だったのである。そこらじゅうに業務用小麦粉の空き袋やトマトピューレの大きな空き缶やらが捨ててある。
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P3130299 posted by (C)オトジマ

この女性が店主の「みっちゃん」。まったく普通の台所が店舗。普通の家庭用オーブンでチンしている。カウンターもレジもテーブルも固定電話もない。テイクアウトオンリー。
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P3130300 posted by (C)オトジマ

「テレビで紹介されて客が多いでしょう?」と聞くと、本当に注文が増えてうれしい悲鳴だそうだ。本当はゆっくり丁寧に作りたいのであるが、そうもいかないのが残念だとか。渡船を経営していたご主人が5年ほど前に亡くなって、女手で何か商売を始めよう、と考え、ここいらにピザ屋がないからピザが良かろうということで独学で作り方を覚えたそうだ。

直径20cmくらいで大手ピザ店のサイズでいえばSサイズか。2人で食べるなら十分。1枚1000円と手頃な価格。漁港の公園でホカホカのピザを食べた。見た目はアッサリしてるがとにかく大量にチーズをぶち込んであるのでおいしいのは間違いない。
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P3130302 posted by (C)オトジマ

興味ある方はコチラへ。電話で事前に注文しておくと待たずにすむ。ケータイの080-5115-3273
pizza micchan
pizza micchan posted by (C)オトジマ

コチラ
https://maps.google.co.jp/maps/myplaces?ll=32.699414,131.834497&spn=0.000618,0.001035&ctz=-540&brcurrent=3,0x3546f9ef25c1394f:0xec2677380e876c72,0&t=h&z=20

宮之浦八十八箇所 再訪 2

前回からの続き

67番から74番までは初めて回る番所である。しばらく尾根筋を歩く。

67番
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P3153495 posted by (C)オトジマ

69番
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70番。
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P3153502 posted by (C)オトジマ

宮之浦八十八箇所は約200年の歴史を持つ由緒ある遍路道である。由来は以前にも書いたが再録。
「Wing」によれば、起源は江戸時代に遡るらしい。北浦町史からの孫引きとなるが、引用する。
----江戸後期、宮野浦では疫病、火災などが煩雑に起こっていた。当時、京阪地方との交易で莫大な富を得た宮之浦の住人、中野忠五郎が文政9年(1826)、四国八十八箇所を模し、小豆島で御影石に刻んだ88体の大師像を千石船で搬入、地区民あげて安置した。その際、それぞれの札所から砂を運び、四国と同じ順番になるように配置を決め、砂を撒き、寺の名前を付けた


つまり、全部が同じ大師像なのである。それぞれに番所の寺名が記されてはいるが、その寺の本尊にちなむ石仏があるわけではない。その点では浅ヶ部八十八箇所みたいな「次はどんな石仏かな?」と覗き込む楽しみはない。

いたるところにヤブツバキが咲く。
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P3153505 posted by (C)オトジマ

72番
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73番
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74番
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海が見え始める。島野浦が見える。
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75番
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76番。77番は対岸の高島にあるので、ここから拝む。
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75番、76番のあるところは木が切り払われて眺望が開け、絶景である。以前にも同じような写真を載せたが、今回は天気が良かったので少しはマシだと思う。しかし、カメラが悪い。
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この日の干潮は13時でこの写真は13時30分くらいだから、やや潮が満ち始めのころ。ミナが取れそうな潮の加減だ。ここらは貝の宝庫。去年の春には潜ってミナを取り、そこでゆでて食べた。
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76番からは下り坂になり、平地に降りる。昔の集落あとみたいになっている。家はもうないが、残骸が残っている。
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足跡だらけのヌタ場になっている。夜はケモノの集会場になっているのではないか。
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カマドの跡。貝取りのオバちゃんに聞くと、住居ではなく魚の加工場だったとか。
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浜はすそこ。ここへの往来は船だったのではないだろうか。
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78番
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78番はなかなか立派な徳利を持っている。伊万里である。残念ながら欠けている。完品なら骨董屋に売れそうだ。
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小さい丘の上に大間明神がある。お稲荷さんである。ものすごい赤である。ここに79番がある。
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大間海岸。美しい浜である。
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P3153541 posted by (C)オトジマ

さきほど見下ろした磯場でミナでも取って帰ろうと思ったが、潮が満ち始めていたのでやめた。幾人かの地元のオバちゃんたちが貝を取ってリュックいっぱいに詰め込んで帰ろうとしていた。ミナかと思っていたが、アサリだそうだ。
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宮之浦の町に戻るには遍路道を一山越えていかねばならない。どうみても70過ぎ、もしかすると80過ぎのあのオバちゃんたちは思いアサリのリュックを担いでにぎやかにおしゃべりしながら急坂を登ってくる。実に達者である。
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P3153544 posted by (C)オトジマ

あと88番までは以前に写真を掲載したので省略。

結願の88番へは集落内の道。
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88番は高台の立派な堂内にある。
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宮之浦の町
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P3153560 posted by (C)オトジマ

88番から宮之浦分校へ短絡路がある。途中で弁当を食べ、ゆっくり回って2時間半のコースであった。30箇所もないのに2時間以上かかったのだから、全コース3時間はやはり絶対ムリ。5時間くらいは見たほうがいいだろう。
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※15番~51番までの記事はコチラ


プロフィール

トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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