地蔵の前掛け

地蔵や大師、稲荷のキツネなどには前掛けがつきもの。
ほとんどは単なる赤い前掛けであるが中には面白いものもある。

下:フランス語で「je vous souhaite bonne chance」--汝に幸いあれ--とありがたいお言葉をくれる地蔵。お参りするのは近所の年寄りしかいないはずだがなぜかフランス語。日向市富高で。


下:同じ言葉で別バージョン。 日向市富高で。

下:この地蔵はいつもこざっぱりした黄色い前掛け。花の途絶えたこともなく大事にされているようだ。日向市梶木

下:七木地蔵には願かけの成就を感謝する前掛け。久留米市

下:市販品で。大分県杵築市で

下:キンキラキンの豪華衣装。 大分県安心院





高千穂鉄道 廃線敷

国鉄高千穂線が開通した年に一度乗ったことがある。
しかしその後30年間一度も乗らずに廃線になってしまった。
高千穂には幾度となく行ったものだが鉄道ファンを自認していても現地での移動を考えると鉄道では行けなかった。だから廃線になったからといって別になんの不自由もないが、やはりさびしい。
道路が良くなり車で延岡-高千穂間が1時間もかからなくなった今では鉄道が実用上有利な点はほとんどない。だから鉄道でなければならないとしたら観光用しかない。観光用だったらスピードはむしろ遅いほうがいい。だからナローゲージによる復旧を願いたいところだがはかない望みのようだ。トロッコ鉄道による存続の試みもあったようだが頓挫している。
耶馬渓鉄道の廃線敷が自転車道となり観光に貢献しているのを見るとそれもありかな、と思うが高千穂橋梁をはじめ自転車では危険な箇所も多いのでどうなんだろうか。

下:下野地区で。向こうの畑の中にに高千穂線の高森延長工事の築堤が見える。


下:高森延長線のトンネル。この先は上の写真の築堤方面に続く、はずだった。



下:高森延長線の築堤。向こうは道の駅。築堤のはしに86型のテンダーの尻が見える。道の駅には向こう側のトンネルの入り口も見える。現在は酒蔵として使われている。


下:槇峰近辺。使われなくなってたかだか5年で線路は自然に還りつつある。まずススキが生え、その後マツが生える。これは植生遷移の教科書どおり。


下:延岡市内岡本駅。延岡-曽木間くらいは自転車道に転換できるんじゃないだろうか。


下:廃線後しばらく延岡駅に留置中のTR車両。今はもうない。


浅ヶ部八十八ヶ所 村落力

浅ヶ部に限らないが、高千穂の農村集落は棚田のあぜや道路わきの斜面などがきれいに刈り込まれているところが多い。これは昔からそうである。牛を飼う農家が多いので草刈が盛んだということもあるのだろう。もうひとつは村落力ではないか。まだ集落の結束力が維持されているので清掃活動や、八十八ヶ所の維持がしっかりできるということだろう。

下:これは下野地区

下:きれいに刈り込まれた土手


下:集落内にいくつかある地蔵堂は茶屋と呼ばれている。これは春戸茶屋。きれいに維持されている。壁には清掃の当番表が掛けてあり、地域住民が回り持ちで当番をしていることがうかがえる。


下:仁田野茶屋そばの遍路道入り口。これから山道沿いに二十番台から四十番台の30ヶ所くらいの霊場が焼山寺山まで続く。


下:樋口茶屋できれいな紅梅を見た


浅ヶ部八十八ヶ所 野仏

浅ヶ部の仏たちはすべて同サイズで延岡舞野の石工、利吉の作だという。新富の観音山や門川の八十八ヶ所石仏はすべて本家四国の寺の名とその寺の本尊が刻まれているものだが、ここ浅ヶ部はそうでもないようだ。紙片に寺名や番号、本尊名がワープロ印刷されているのであるが、いかんせん紙片なのでなくなっていたり薄れていたりしてあてにならない。おまけに寺の本尊と無関係な石仏の場合があり本当に番号どおりなのか必ずしも信用できないような。

下:紙片には四十七番八坂寺阿弥陀如来と書いてあるが、これはどう見ても不動明王だろう。四十五番岩屋寺は不動明王なんだけどね。200年も経つうちに入れ替わったか?



下左:四十八番西林寺 十一面観世音菩薩 右:不明


下左:八十八番大窪寺 薬師如来 右:八十七番長尾寺 聖観世音菩薩


下:三番金泉寺 釈迦如来 これは土台の文字がしっかり読める。屋内なので状態が良い。彩色のあとも見える。

浅ヶ部八十八ヶ所

高千穂の浅ヶ部八十八ヶ所は高千穂町でも「癒しの周遊空間」として、高千穂観光の一部として紹介している。キレイなマップもある。(下:クリックで拡大)

アクセスとして高千穂鉄道とある。何年前に作ったリーフだぁ?

下:モデルコースの紹介もしている。数時間で回れるようなのでハイキングにちょうどいい。家族連れ、中高年のウォーキングにお詣りがてらにどうだろう。(クリックで拡大)


浅ヶ部は高千穂町中心部のすぐそばにある山すそにひろがるのどかな集落である。天保の飢饉をきっかけに村の有志たちが四国八十八ヶ所を模して天保六年に開場した。一番から八十八番まで石仏が配置される。山道だらけなので運動不足の中高年はちょっと覚悟して行かねば回れない。暖かくなったら挑戦してみたい。
下:天道山から見た浅ヶ部の集落。向かいの山、焼山寺山山頂の左側の尾根筋が二十番台から四十番台のコースになっている。正面の集落から山頂に登るコースが八十番台、七十番台。ほとんど山登りである。


下:天道山から反対側を見た浅ヶ部の集落。
あの山の中に六十番台のコースがある。


下:一番霊山寺が置かれている堂、茶屋の元。遍路道はここから右の山の斜面を登っていく。左に少し上ると天道山。



より大きな地図で 浅ヶ部 を表示

※後日山中のコースを歩いた時の報告はコチラ。



グーグルも筆のあやまり

子供のころから地図が大好きで今でも地図を見ない日はない。
Googleマップもよく利用する。
延岡地域を見ていたら不思議なことに延岡市中心部には「延岡市」の表示はなく代わりに「西都市」の表示が。明らかに間違い。そのうち修正されると思われる。


下:大縮尺で見ると「延岡市」「西都市」が併記。いよいよ奇妙だ。

山間の野仏--舞野

延岡市西部、舞野町の新しくできた道路の脇に集められた庚申塔と青面金剛。


下:同じく舞野で馬頭観音も見かけた。年銘は昭和17年とあるからわりと新しい。戦時中である。


下:延岡は大師信仰が盛んである。今山の弘法大師像は有名である。あちこちに大師堂もある。これは個人所有のようである。4月の大師祭りの折には幟が上がる。

下:山盛りのご飯が供えられている。

山間の野仏--三ヶ瀬

門川町は国道10号線で通り抜けると南北5kmくらいだからものの5、6分で通過できるが東西はけっこう長くて30分くらいはかかる。10号線沿いから奥はほとんど山地である。
その山の中の小さな集落、三ヶ瀬で田んぼの中に野仏を見た。
ここは夏はホタルが出る。まぁ、驚くほどいるというわけではなく、チラホラくらいではあるが、町から見に来る人がけっこういる。ごく狭いスポットに駐車場がないので大変である。



天保十五年(1844年)の青面金剛。なかなか状態がいい。
この山奥にかなり昔から人々の営みがあるということを示すが、さていつまで残ることやら。


下:日向市東郷町に抜ける県道225号線のセメント吹きつけの擁壁で馬頭観音を発見。味気ないコンクリート壁もコケむしてくると味が出ている。年銘は明治四十二年と読めるようだ。



祖母山周辺--尾平

高千穂町岩戸方面から北に県道7号を進むと「尾平越」という峠にあるトンネルで大分県にはいる。標高は約1000m。

下:峠の大分県側から祖母の岩峰を望む。


宮崎県北部の大崩から祖母にかけては多くの鉱山があった。槙峰、見立、土呂久など。その大分県側にもかつては尾平鉱山があった。錫を産し江戸時代には岡藩の財政を支えるほどであったとか。昭和に入り三菱の経営になって大規模に採掘された後、戦後まもなく閉山している。
鉱山跡はどこかわからなかったが数軒の廃屋が過去を物語っていた。鉱山跡についてはココのサイトが詳しく探検しているので参照されたい。


錫をはじめとした重金属の鉱山だったので川が汚染されたらしい。澄んだ清流が流れているが、閉山後半世紀もたっているのにいまだに排水処理が続いているという。


下:竹田市の県道8号から祖母山方面を望む。


下:祖母の北側は阿蘇外輪山の裾野のなだらかな田園風景で、宮崎県側とはかなり風景がことなる。

祖母山周辺-三秀台

五ヶ所の県道8号線脇に三秀台という小高い丘がある。
阿蘇山・九重山・祖母山を一望のうちにみわたすことができるので三秀台というんだとか。
ウェストンの碑があり、どういうわけか鐘がぶらさがっている。思わず鳴らしたくなるが、鳴らしてもかまわない。いい音がする。近隣に家はなく文句を言う人はいない。


なるほどいい眺めである。
下:北を望めば久住山系が見える。あまり遠くない。


しかし、その日は祖母が素晴らしかった。祖母はすぐ近くに聳えている。山頂が雪と樹氷で白い。近景の牧草地との組み合わせはまるでアルプスみたいではないか?


日本の山間部の景観はともかくどこもかしこも森林に被覆されているので緑一色でそれが杉林だといよいよ単調になりがちであるが、ここのように牧草地になっていると景観が開けて絶景となる。緑地もあればあるほどよい、というものでもないようだ。

下:別の地点から。  五ヶ所にて。



より大きな地図で 三秀台 を表示

祖母山周辺

二年ほど前か、祖母山を周回するドライブをした。
高千穂の岩戸から山道を大分県側に抜けた。
途中の大師堂で撮った写真。
ここにも四国八十八ヶ所めぐりがあるようだ。いたるところにあるものだ。ひところ流行ったんだろう。
下:五十八番 仙遊寺 千手観世音菩薩



下:公共事業くらいしか現金収入のない山村だからか。
笠地蔵ならぬヘルメット地蔵を見かけた。ヘルメットをかぶせた人は大晦日に地蔵からお返しがあったかな?



五ヶ所で見かけた地蔵堂。


下:感動モノの土壁の家がまだ残っていた。おそらく納屋として使われているようだ。こんな絵になる民家はなかなか見ない。岩戸で。

都農神社

久しぶりに都農神社に寄ってみた。
都農神社は日向国一宮である格式ある神社である。社域も広く、鬱蒼たる社叢に囲まれている、はずだった。



ところが社殿まで行ってみるとなんだか様子がおかしい。
やたらと明るいのである。どうやら社殿を新しく建て替えたようだ。それだけならまだしも、社殿背後の森をほとんど伐採してしまったようだ。なんということ!!
 


神社は古代もともとは社殿なんかはなくて社叢のみがあったという。神は森に宿るのである。それが奈良平安時代以降、徐々に社殿がしつらえられるようになってきたのである。
そういう歴史からみると社殿を整えるために森を伐るというのは本末転倒もいいとこ。神社の価値は建物ではなく森にあるのである。
司馬遼太郎が「街道を行く」の中で鎮守の森を伐採して駐車場を作っている神社を嘆いていた。境内の大木を伐って銘木屋に売る寺の住職もいるし。


下:以前の社殿が移築されている。これで十分立派なように思えるが。正月でもないのにおまいりする若い女性の姿がチラホラ。昨今のパワースポットブームの影響か。


下:社殿は平成19年に落成した。前に来たのがおそらく10年くらい前だろうから知らなかったわけだ。

都農の首折れ地蔵

都農で見かけた首折れ地蔵たち。
こういうレリーフタイプの地蔵の場合、無事なことが多いはずだが、こいつらときたら全員首を折られている。


もともと六地蔵かどうかは知らないが、同じタイプが六体並んでいる。この厚い石材を叩き折るのはよほどの腕力か憎しみかが必要だったにちがいない。どれも見事に首のラインで折られている。タガネかなにか使ったのかもしれない。




下:踏切のそばの新しい交通安全祈願地蔵。
お供えがたくさん。かつてこの踏み切りで何人か亡くなったのかもしれない。


都農の漁港近辺を練り歩くウチワ太鼓の一団を見かけた。
今どき珍しい。ここにある日蓮宗龍雲寺の講中のようだ。

門川八十八箇所--3

門川八十八箇所の欠番、過去に撮った写真を仔細に見るといくつかを確認できた。中村地区にはいくつも残っている。あのへんを中心として配置されていたのだろうか。永願寺もそもそもは中村にあったらしい。

下左:七十五番 善通寺 薬師如来
下右:七十一番 弥谷寺 千手観世音菩薩


いずれも中村地区にて

下:七十五番がある辻



下左:七十八番 道場寺 阿弥陀如来 現在四国八十八箇所では七十八番は郷照寺となっているが別名が道場寺。
下右:七十九番 天皇寺 本物の天皇寺の本尊は十一面観世音菩薩であるが、はたしてこれも十一面観世音菩薩なのだろうか?



下:七十九番の辻。フェニックスの木陰、ブーゲンビリアの花咲く南国的なロケーションの仏たち。なかなかいい景色である。いずれも中村地区にて


下左:六十九番 観音寺 聖観世音菩薩  門川本町
下右:八十一番 白峯寺 千手観世音菩薩 中村地区



下:六十九番の安置された大師堂。門川神社参道入り口、日豊線踏み切り脇にある。場所がかなり離れているが中村地区のものと連番だろうと思う。


門川八十八箇所--2

門川町加草、永願寺下の道路沿いにある四国八十八箇所になぞらえている石仏群。番号が飛んでいるのが残念。

下左:五番 地蔵寺 地蔵菩薩
下右:九番 法輪寺 釈迦如来


下左:二十四番 東寺 虚空蔵菩薩
下右:四十四番 大寶寺 十一面観世音菩薩


下左:四十六番 浄瑠璃寺 薬師如来 
下右:四十七番 八坂寺 阿弥陀如来


下左:七十番 本山寺 馬頭観世音菩薩 
下右:八十二番 根香寺 千手観世音菩薩



上のうち、四十六番と八十二番はいまだに野仏として田舎道の辻に健在であった。この2体はすぐ近くにあるのになんでこんなに番号が飛んでいるんだろう。間に四十番くらい抜けている。もともと八十八番がすべては揃ってはいなかったのだろうか?

下:四十六番。門川町中村地区


下:八十二番 門川町中村地区

プロフィール

トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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