KIA in Australian Open

昨日決勝があったオーストラリアオープンテニスでは錦織の活躍が話題になった。結局男子はジョコビッチ(セルビア)が6時間におよぶナダル(スペイン)との激戦を制して優勝した。テニスの試合は見始めるとキリがないのでNHKのダイジェストも全部は見れなかった。6時間を見続けるというのは相当な暇人でないと無理。

今回のオーストラリアオープンで目立ったのはジョコビッチでも錦織でもなくKIA。 コートの周囲の壁ににはKIAのロゴが並んでいるし、ネットの両端にもロゴが大書してあるのでいやでもしょっちゅう目に入る。日本人にはあまりなじみのないブランドではあるが世界的にはポピュラーな韓国の大衆車ブランドである。



キアは漢字では起亜と書き、アジアを起こすという意味合いだろう。昔はマツダのライセンシーでボンゴを生産していたショボイメーカーだった。経営が行き詰まり、韓国最大手の現代自動車の子会社となってから、快進撃が始まる。現代だって三菱のライセンス生産メーカーだった時代もある。
昔は生産台数も技術的にも日本メーカーの足元にも及ばなかったのが、今や現代起亜は年産600万台に及ぶ世界屈指の大メーカーとなって800万台のトヨタの背中が間近に見えてきた。電子業界でサムスンがソニーを追い越しLGもそれに続いている事態と同様だ。韓国車というと日本車のコピーみたいなものだったがこれだけ大きくなるとどちらが本家かわからなくなる。すでにヨーロッパ市場では現代起亜のほうがトヨタよりポピュラーになっている。テレビのニュースで中近東の市街の映像が出ると昔は日本車の独壇場だったものがキアが目立つようになってきた。あるイタリア人とMSメッセンジャーでチャットしていたら、「日本車はなかなかいいね。トヨタやホンダ、それにキアもいいよ。」と言われた。「キアは韓国だよ」というと、「エッ?そうだったの?」と驚いた。どうやら品質的にも日本車なみの評価があるようだ。


BBCの人気番組「トップギア」(Top Gear)は日本では考えられないようなメチャクチャな企画ばかりの自動車番組である。日本の代表的な自動車番組「カーグラフィックTV」あたりとは全くコンセプトを異にする。トップギアは全くの娯楽番組でユーザーが自動車を買う参考になるなるような真面目な情報はあまり期待できないが、とんでもなく金と手間がかかっていてイギリス人らしいユーモアが横溢し、とても面白い。番組中に有名スターがサーキットでタイムトライアルする名物コーナーがある。現在放映中のシリーズではキアのシードが使用されている。なにも優秀な車だから選ばれたわけではなく車好きの金持ちの有名人が廉価版の大衆車でタイムトライアルをする、というギャップの面白さを狙っている。これはキアがヨーロッパで普及している証左ともなっている。(トップギアはBSフジで放映中)



昨年は日本は数十年ぶりに貿易赤字国になった、と大きなニュースになった。長年、多額の貿易黒字が恒常化していたが先行きが怪しくなってきた。戦後日本を支えてきた造船・鉄鋼・電子・自動車という中核産業のうち、造船は久しい以前に韓国に打ち負かされ、鉄鋼でも韓国のポスコ、中国の宝鋼という新日鉄の指導を受けた企業が出藍の誉れで本家を抜き去り、規模ではインド人の経営するミタルの足元にも及ばない。電子産業も韓国・台湾に太刀打ちできなくなりつつある。残る自動車産業も円高で国内生産は先細りはハッキリしている。ドイツ車のような確固たる高級ブランドイメージを確立する前に新興国の追撃にやられそうだ。

残念ではあるが工業製品で急速に日本の影が薄くなりつつあるのは確かなようだ。昔、世界最初に産業革命をなしとげ、世界の工場といわれたイギリスでは大昔に自動車も造船も鉄鋼も廃れてしまった。わが国の政府には、イギリスのように国内の製造業が衰退しきってもなおかつメシが食えて国際的な存在感を示せるような国にする展望があるのだろうか。


細島の石垣

細島の幡浦は細島港にある集落。かつては直接海岸に面していたのだろうが、現在では埋め立て地が貯木場になっているので集落から海は見えない。古い屋敷は道路に面した側が石垣になって一段高くなっている。味気ないブロックと違い大変味わいがある石垣が多い。まねしたいが現代のように海岸や川原の石を持ち去るのも違法な時代だとなかなか難しい。

下:石積みが規則的でとても美しい。海岸性の樹木が生い茂った素敵な屋敷である。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:こびりついた地衣類が古さを感じさせる。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:これは別の屋敷。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:左側は加工された石を使っている。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:別のところの畑。乱雑な石積みだが趣がある。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:イギリス農村部の石垣を思わせる。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:古くなって崩壊しつつある。丸石が多いところを見ると海岸から持ってきたか。海岸まで結構遠いが大変だったろう。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:下は古いが最上部は最近積んだ石垣。畑だったが宅地になるのかもしれない。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

下:新しい石積みは石の粒が大きい。重機を使えるからだろう。これも時代がつけば風格が出るだろう。
細島 幡浦
細島 幡浦 posted by (C)オトジマ

本瓦

各地で古い街並を見ると屋根の甍の美しさに気付く。古い建物では本瓦の風化で色合いがまちまちになっていることが多く、それがまた美しい。新品のきっちり揃った瓦はそれはそれでいいものなのだろうが、私には古い瓦がありがたい。
安普請の我が家は味気ないセメント瓦で古くなってらいよいよみすぼらしさが増すばかりだが本瓦は古いほど風格が加わる。

昨年末以来、駐車場造りに引き続き、長年ほったらかしで荒れ放題の庭周りにも手を加えた。庭に瓦を埋め込んで、段差をつけたいので知人から古い瓦をもらってきた。100年以上前の瓦らしい。昔の瓦は赤土で屋根板に固定していたので土がこびりついてなかなかとれない。頭の中のイメージではもっと品のいい眺めになるはずであったが、とりあえずはこんなものか。レンガの塀に和瓦でやや和洋折衷の感はあるが、以前の薮状態よりずっとましになった。

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P1261042 posted by (C)オトジマ

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P1261041 posted by (C)オトジマ

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P1261044 posted by (C)オトジマ

下:去年末に報告した駐車場工事の結果はコレ。総費用2万円。


近所で見た本瓦の家。補修が困難なので家が古くなると瓦もろとも重機で破壊されそうだ。せめて瓦だけでも保存できないものか。


この家では台風で瓦が飛んだ後、長らく青シートで覆っていたが、瓦での補修をあきらめて、ボツボツとスレートに葺き替えつつある。老人の素人仕事なのでいつまでかかることやら。こうやってまた本瓦の家がなくなっていく。文化財ではないからいたしかたない。


下:竹田市、菓子舗「但馬屋」の塀


下:福岡、秋月城、瓦を埋め込んだ通路。
秋月
秋月 posted by (C)オトジマ

秋月
秋月 posted by (C)オトジマ

Amazonは香港から

私の車のナビはUSBやSDのMP3音楽を聴けるのではあるが、エンジンを切るたびに新たに差し直さないと認識しないのではなはだ使いづらい。そこでアマゾンでFMトランスミッターを買った。中1日くらいで来た。コレ

車にFMトランスミッターをつけようとすると、シガーライターソケットはすでにナビ用で埋まっているので、2口のシガーソケットも買うことにした。アマゾンで探すとシガーソケットが2口にUSBも2口ついたものが495円であった。送料無料であるから安いんじゃないだろうか。コレ

ところが通常1日2日で届くところが1週間かかった。なんとホンコンから航空郵便で来ている。もとが安い商品なのに海外からの発送でも利益が取れるんだなぁ、と驚く。



切手を調べると110セントかかっている。ホンコンドルのセントである。為替相場を調べると現在1ホンコンドルが約9円であった。すなわちこの航空郵便は約10円でホンコンから日本に飛行機に乗って飛んできて、国内では日本郵便の配達網に乗って我が家までバイクでやってきたのである。とんでもなく安い。たぶん最もコストのかかる国内配送を担った日本郵便は赤字だろう。

同じ日にやはりアマゾンに注文したVictorの新品ステレオイヤホンはなんと100円で発送がアマゾンではないので配送料が380円であった。使ってみたら品質も悪くなくなんの問題もない。合計480円であるが、それでも近所の量販店よりは安い。今、アマゾンで同じ商品を調べたら1000円以上の店もあるくらいだからいい加減な品物ではないはず。

商品の大きさははほぼ同じであるが、その配送料は片や10円、片や380円。これが現在の日本と中国の価格競争力を示しているのだろう。このイヤホンだってどうせ中国製だろうから、実は発送センターは中国に置いておいた方が売る側にも買う側にも得である。送料コストの10円は簡単に価格に転嫁できるから売る側は「配送料無料」をうたえる訳だ。
うかうかしているとアマゾンの配送センターも中国に移転する可能性だってありそうだ。

下:100円のイヤホンはVictor製。販売はA-price。品質は上々。コレ。現在は100円の出品は姿を消している。


下:シガーソケット。車への差込口と本体が分離しているタイプなので置く場所が必要だ。


下:シガーソケットとFMトランスミッターを車に取り付けたところ。灰皿に乗せてある。シガーソケットもトランスミッターも性能は問題なさそうだ。


坂の上の雲 メイキング--3

さて「坂の上の雲」のクライマックスは日本海海戦である。
軍艦の戦いだから遠景はほとんどVFXで作らねばならない。昔は模型をプールに浮かべて撮影というのもよくあったが、模型でやるとどうしても水のスケール感が出ない。船は小さく作れても水しぶきや波は小さくならないからだ。
ドラマの中では空を覆いつくす黒煙を吐きながら北上するバルチック艦隊の様子といい東郷平八郎率いる連合艦隊といい、実写と見まがう、とまではいかないが、なかなかリアルにできていた。
どんな駄作映画でもメイキングは面白いという。NHKの「坂の上の雲」は決して駄作ではないが、是非メイキングを見てみたいものだ。NHKのことだから映像は撮り溜めているはず。是非メイキング番組を作って欲しい。ジブリ作品では毎年のようにメイキング特番を作っているくらいだから自社番組のメイキング特番があっても不思議はないはず。

下:本物の自衛官の艦首の船首波を撮影し波だけを切り取って静止しているセットの三笠に貼り付けるとリアルな航海中の軍艦に見える。


下:石川県加賀市の「日本元気劇場」に、原寸大の戦艦三笠のセットが再現された。


下:上のセットの三笠にVFXで海や遠景を貼り込んでいる。


ココに詳しい様子の写真がある。

下:三笠艦内の会議室のセット。天井から自然光を採光するようになっている。実際の三笠には会議室はなかったという。


下:VFXの例。フェリーの航跡を抜き出して昔の旅客船にする。道理で海がやけにリアルな訳だ。


下:軍艦から短艇で埠頭に漕いでくる場面。左の実際に短艇が浮かんでいる港に背景の軍艦を貼り込んでいる。左の短艇の後ろにはクロマキー用のグリーンスクリーンが見える。


グリーンスクリーンを用いたクロマキーでは何でも合成できるので現代の映画では何が本物やら全くわからない。
下の動画ではクロマキーの実際の例が多数見られる。




※このシリーズの関連エントリ、前回はコチラ前々回はコチラ



坂の上の雲 メイキング--2

日露戦争といえば旅順戦と日本海海戦である。
東鶏冠山や203高地の攻防戦もなかなかよく出来ていた。
どこで撮影したんだろう、中国かな?と思っていたらなんと北海道の函館山だそうだ。北島三郎の歌で「函館山の頂で~七つの星も呼んでいる~」というあの観光名所である。行ったことはないが。グーグルアースで見ても撮影にドラマで見たような風景があるのかな?と疑問に思うがともかくあそこらしい。

下:東鶏冠山のところ。雪があるように見えるが、実は人工的に石灰などを撒いて白くしているとか。広いので大変だ。




下:実際の函館山。VFXで加工して、アンテナ塔を消したり、道路を塹壕にしたりしたとか。


東鶏冠山保塁や203高地のべトンで固められた要塞を攻撃するのに、東京湾防衛のための海岸砲、28サンチ砲を移設して使ったのは有名な話である。超重量級の大砲を固定するコンクリート土台のセメントが乾燥するのに半年かかる、とかいう話であったがダメもとでともかく輸送したら戦闘が長引き、十分間に合い、実際使ってみたら大変な威力であったというもの。NHKはこれも張りぼてではあるがリアルに作っている。動作もなかなかリアルだったが、本物は発射の反動や音響ははるかにすさまじかっただろう。製作は京都の製作会社らしい。




下:28サンチ砲の製作のもよう。砲弾も再現。


下:レプリカとはいえ土台はやはりコンクリートで作る。


下:ロシア陣地のの機関銃。本物だろう。

下:薬きょうの数。機関銃はこうでなきゃ。


下:ロシア側、旅順要塞。大砲はVFXらしい。


戦闘場面では弾が当たった兵士から血がほとばしるなど、NHKらしからぬリアルさ。実際の旅順戦では日露双方で10万人近くが参加したわけだから、大変な人海戦術で兵士がウヨウヨいたはずだが、さすがに数千名どころか数百名の兵士が一時に登場する場面はなかった。VFXやマット画で大群衆を再現できればさらにスケールアップしたことだろう。

※写真はNHKドラマガイド「坂の上の雲」より



坂の上の雲 メイキング--1

昨年末、NHKは「坂の上の雲」の第3部を放映した。クライマックスの旅順攻防戦、奉天会戦と日本海海戦が含まれる。かつて日露戦争を描いた映画はいくつもあるが私は見たことがない。特に日本海海戦は相当のレベルの特撮がないと見るに堪えないので日本の映画会社の水準のカネのかけかただと期待できない。さて足掛け10年がかりでNHKが満を持して製作した作品のできはどうだったか? 一言で言えばセットと特撮に関しては素晴らしい。いつも大河ドラマで見るいかにもセットらしいセットではなく、どこをとっても本物と見まがうできであった。NHKもその気になればできるんだなぁ、と感心した。

ちゃちに映画化されるのがいやで生前の司馬遼太郎が殺到する映画化オファーを断っていたものを、司馬の死後にNHKが拝み倒して未亡人から了承を取って製作に漕ぎつけ2002年に製作チームが発足したというからまさに10年かかっている。脚本の野沢尚は脚本は書き上げたが2004年に自殺している。
制作費は通常の大河ドラマが1本6000万円程度に対し、「坂の上の雲」は1本2億4000万というから単純計算だと6倍かかっている。実際はそれよりはるかにカネがかかっているというウワサもある。とりわけ第3部はかなりかかっているはず。都合13回の構成だから単純計算だと31億2000万円。日本映画だと大作だがハリウッド映画なら並みの作品の費用。しかしこれにはNHK職員の人件費などは含まれていないから正味の額は2倍くらいにはいくかもしれない。

出演者だけでもすごい数で日本の男優はオールスターキャスト。詳しくはウィキペディアを見て欲しい。

下:宮中での御前会議。徹底した考証で宮中の表御座所を復元。セットとは思えない重厚さ。


下:秋山好古を演じる阿部寛の軍服。各種の軍服、礼服も実に立派に見える。


下:秋山真之を演じる本木雅弘の大礼服。本場のイギリスでもこれをパキスタンの業者に発注するらしい。だからこれもパキスタンへのオーダーメード。そういえば発展途上国の指導者たちはこの手の軍服が好きである。


下:横浜港の場面は熊本県の三角西港で撮影。背後のレンガ建築はVFXで後付合成。しかしこれだけの人数の衣装だけでも大変そうだ。


下:三角の実際の建物。昨年訪れた時のもの。


下:満州の戦場、大平原は実際に内モンゴルでも撮影している。この写真は北海道のサロベツ原野でロケ。兵隊の外套だけでも100着必要だったとか。実際の戦争では日露双方50万人が極寒の満州で対峙したわけだから必要な外套は50万着くらいあったはず。戦争とは膨大な物量を消費する。


下:戦線のロシア側は当然ロシア兵ばかり。これはラトビアで撮影。すなわちお互い対峙する両軍の撮影は実は1万キロを隔てた北海道とラトビアで別々に撮影されている。


下:ロシア軍の要塞や司令部は一部フランスに残存する本物の要塞遺構で撮影。左の写真では砲台をVFXで追加するためのブルーシートが見える。


※写真はNHK発行のドラマガイドから。

※関連エントリはコチラ


白秋生家と記念館

柳川といえば白秋である。我が郷土の若山牧水とともに「早稲田の三水」と言われたものだが白秋のほうが断然ポピュラーである。牧水が短歌であるのに対し、白秋は童謡で全国民的に知られているからだろう。

柳川には妻と娘と行ったのであるが、娘に聞いたら北原白秋の名前は聞いたことがあるが、作品は何も知らない、というではないか。「この道」も「からたちの花」も知らない。うちの娘は大学院まで出ているけれども、いかんせん理科系人間で文系の一般教養はカラッキシなのである。白秋の名声も若い世代にはあまり及んでいない時代となってきたのかもしれない。

昨年は当ブログでも二度に渡って白秋と我が郷土の関連について触れた。一つ目は

下:記念館にあった昔の柳川の写真。私は今でもこれなんだろうと思っていたのであるが。こんな風景が見たかった。高畑勲と宮崎駿の名コンビが昔「柳川掘割物語」というドキュメンタリー映画を撮っているがその中にはまだこんな風情がある。


下:柳沢白蓮が柳川で遊んでいる写真が土産物店にあった。
小さくてわかりづらいが白髪なので老境の頃のようだ。こんな小さくて自分で漕ぐ舟なら乗ってみたい。


下:柳川観光の最後はウナギを食べて〆。1800円なり。
柳川
柳川 posted by (C)オトジマ


柳川 御花

柳川は久留米から近い。筑紫平野のゴチャゴチャした道路を1時間も走らずに着いた。水郷というから町中にクリークが走るイメージを抱いていたのであるが、なんの変哲もない町である。ナビを御花に設定してあったので御花に着いたのであるが、その周囲だけクリークがある。

下:御花の旧立花家洋館。ソテツの巨樹が歴史を感じさせる。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

息子の嫁から聞いた柳川観光のポイントは「御花」に行ってウナギを食べる、というものだったが、オハナが何なのかはよく知らなかった。御花とは柳川藩藩主立花家の屋敷と庭園のことであった。江戸時代には花畑と呼ばれる藩主の別邸、ないしは家族と暮らす屋敷であった。現在では国指定の名勝となり、立花家の経営する料亭や旅館や土産物販売店の総称となっている。

御花の門を入るとまずこの白亜の洋館が目に付く。入場料500円で料亭以外を見物できる。

下:中庭から洋館の裏側を見る。中央に縦に走るのは暖炉の煙突である。中庭にもソテツがある。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

下:二階の大広間。じゅうたんが敷き詰められている。かなり汚れているところをみると明治時代から同じものだろう。家具調度も建築当初のものだという。かつてはここで舞踏会でもあったものか。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

下:「さげもん」がたくさんぶら下がった部屋があった。これだけあると壮観。よーーくみるとひとつひとつが面白い形をしている。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

下:大広間では宴会の準備が整う。伝習館高校の同窓会のようだ。柳川では城跡に建つ柳川高校が私立で伝習館が県立。名前からすると逆のような気がするが、福岡県では旧藩校の名前を継ぐ県立高校が幅を利かせている。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

下:大広間の廊下のなげしにずらりと兜がならぶ。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ

下:「金箔押桃形兜」(きんぱくおしももなりかぶと)というらしい。頭部が桃の形から来た名。戦国時代には多用された形。立花家には400以上が伝わり、中には文禄・慶長の役で使われたものもあるという。つまり朝鮮にも渡ったことがあるということ。触ってみたら確かに鉄兜である。実用本位で鍬形などない。そういえば黒澤明の「影武者」に出てくる雑兵たちはこんな兜だったな。金色ではなかったが。
柳川 御花
柳川 御花 posted by (C)オトジマ/a

初詣 2012 下野八幡社

元旦に福岡に行く途中、高千穂の下野八幡社に寄って家族みんなで初詣。高千穂なら高千穂神社や岩戸神社、櫛触神社というメジャーな神社には初詣客は多いだろうが、ここはだれもいない。

下:正月だからだろう、センサーライトが点いている。
下野 八幡
下野 八幡 posted by (C)オトジマ

下:以前にここの仁王の画像は掲載したので今回は後姿で。


下:入り口の大杉
下野 八幡
下野 八幡 posted by (C)オトジマ

下野にあるトンネルの駅でレストランとして使用されていた高千穂鉄道の車両TR300形(TR301・302)はレストランが営業停止になっていた。トンネルよりの車両は内部が公開され自由に出入りでき、中で勝手に飲食や休憩もできる。暖房も効いているのでここでお弁当を食べた。子供達は大喜び。




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初詣 2012 みやま市 清水寺

昨秋、久留米近辺の紅葉の名所として佐賀県基山の大興善寺とみやま市の清水寺をチェックしていたのだが、残念ながら行く時期を失してしまった。紅葉はまた今年の秋ということにしよう。
清水寺は庭園も名高いらしいので久留米からの帰りに初詣がてらに寄って見ることにした。なお大興善寺も清水寺も天台である。同名の京都の清水寺は北法相宗大本山なので宗派は違う。

みやま市の清水寺は最近できた九州自動車道のみやま柳川ICからすぐである。赤いアスファルト舗装の山道を登っていくと駐車場があらわれ大勢の参詣者の車が並ぶ。こんな山の中の寺なのに結構人気があるようだ。大駐車場から寺までは徒歩20分というが車道もある。上の駐車場は狭いとのことでガードマンの指示に従い上り下りの交互通行で数台ずつ登る。車道ですらけっこうな登りだから徒歩で参道を登るとかなりの道のりである。しかしそれなりの見返りはあるはずだ。今こんな寺の価値は参道でのアクセスにこそ趣があるものである。羅漢寺でもそれを感じた。一度時期を改め、徒歩で登ってみよう。

下:本来ならたくさんの石段を登った末に、この山門をくぐる。


下:本堂。周囲にはモミジの大木が多数。一月前に来れば見事だったかもしれない。


たどり着いた本堂はとりたてて特別なものではない。山間の幽境を想像していたが多くの参詣者と車の喧騒、土産物屋がスピーカーで流す音楽、大きなコンクリートの事務所など、けっこう俗の臭いプンプンたる場所であった。いかんせん寒いのでゆっくり見物する気にならない。
狛犬の横に巨大なキジ車が。寺の縁起によれば伝教大師がキジに導かれてここに来たという。

狛犬の年銘には文久2年、1862年とある。

下:三重塔もあるが、これはコンクリート。
みやま 清水寺
みやま 清水寺 posted by (C)オトジマ

下:境内に乳父観音堂がある。乳が出るようにと願う母親たちが板絵や乳房型の絵馬を奉納している。
みやま 清水寺
みやま 清水寺 posted by (C)オトジマ

下:どうやらどれも手作りのようである。どれにも住所氏名が書いてある。あまり色っぽくはない。それにしても粉ミルクがいくらでもあるのに現在でも乳が出るよう祈願する人がいるものなのかといぶかった。
みやま 清水寺
みやま 清水寺 posted by (C)オトジマ

大正から昭和初期に奉納された板絵のほうが面白い。




下:写真を奉納した人もいる。だいたいは願が成就した時奉納したもののようだ。


同じ絵柄があるところを見ると、かつては既製品が売っていたものだろう。

初詣 2012 久留米成田山

元旦に久留米の息子の家に行ったら、近所に巨大な観音像が建っていた。成田山久留米分院である。国道3号線に面しているのでたくさんのガードマンが出て初詣の参詣車を整理していた。朱色のコンクリートの建物といい、いかにも俗に見えたのであるが、せっかく近くに来たので寄って見ることにした。

久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ

下:露店がたくさん並ぶ
久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ

久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ

久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ

下:本堂内には正月の縁起物がたくさん。販売係の女性の赤袴は神社の巫女と同じようだ。
久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ

下:観音様は高さ62メートルという巨大さだが、写真に撮るとスケール感がわからない。自由の女神みたいな展望台はなさそうだ。
久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ
下:インド村・平和大仏塔極楽殿。いわゆる仏舎利塔だが、いかにもインド風。これも巨大である。ディズニーシーにもこんなのがあったような。実は観音の内部を上まで登れるらしい。またこの仏塔には地獄めぐりがあるらしい。子供なら怖くて泣き叫ぶくらいコワイらしいから下手なお化け屋敷より楽しいかもしれない。いづれ機会を改めて来てみよう。
久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ

下:寺は小高い丘陵の上にあるが、そこはまた古墳がある場所でもある。浦山古墳である。詳しくはココに写真がある。
久留米 成田山
久留米 成田山 posted by (C)オトジマ
プロフィール

トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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