吹屋 ベンガラの町

テレビで一度ベンガラの町・吹屋を見たことがある。全然忘れていたが、高梁の観光案内を見るとその吹屋は高梁市内なのである。高梁市街地から山道を30分ほど走ると夕刻になってしまった。事前のリサーチ全くなしであるが、事前に描いていたイメージと異なりほとんど観光客向けの集落になっているようで、大きな駐車場が数カ所ある。

平日の夕刻なので観光客はほとんどいない。
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土産物屋さん。カラフルな傘とピンク色のベンガラの壁があいまって華やか。
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ベンガラ色
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ベンガラの生産をしていた片山家。中を見学する。有料。
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ベンガラ、といっても現代人にはなじみがないが、要するに昔の赤い塗料である。酸化第二鉄であり、ほぼ鉄の赤さびと同じ成分だそうだ。しかし、それを作る工程はとても複雑で手のかかるものだったらしい。今では科学的に合成された安価なベンガラがアマゾンでも買える。買ってみようかしら。ベンガラの語源はインドのベンガルらしい。

片山家は古い商家のたたずまい。
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昔の片山商店のポスター
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ベンガラを作っているところ。大量のベンガラが広い広場に干されている。
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ベンガラの袋詰め作業。人形である。
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木馬
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ベンガラの板壁。赤というより赤褐色。真っ赤にはならないが、かえってそのほうが品がいい。指でこすると指に赤い粉がつく。
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郵便局。
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人っ子ひとり見かけない通り。空き家が多いようだ。観光ルートの通りから一歩奥。
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修復された家が多いようだ。住んでいるのかな??
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吹屋には吹屋小学校というステキな校舎があるんだが、行ってみると修復工事中で巨大な覆いの中。数年かかる模様。
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吹屋から少し山を下りたところに西江邸というのがある。道路からスギ林の中のキツイ坂道を数百メートル徒歩で登ると突然見えてくる。ものすごい豪邸である。すでに日没のころなので光が足りない。
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5時過ぎなのですでに門は閉じられていた。これは是非見たかった。リサーチが不足だった。また来る機会があれは是非見よう。
せめて外から、その豪邸ぶりを撮ってきた。
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西江家もベンガラで財を成した家だそうだ。いまだに住んでおられるので邸宅の一部しか公開されていない。
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高梁の街並み

高梁は倉敷から北に約30㎞あたり。山間の小さな盆地にある小都市である。平成の合併で市域は広くなっているが人口はわずかに3万人あまり。高橋ではなく高梁なので印象に残る地名である。「寅さん」の妹・さくらの夫であるヒロシの出身地なので、「寅さん」映画で2回登場する。ヒロシの父を演じる志村喬は延岡中学出身。山田洋次監督は全国の古い街並みを背景に寅さんを歩かせているので数十年前の高梁も映画で見ることができる。

延岡の人間にとっては高梁へ別の意味でなじみ深い。延岡が誘致した九州保健福祉大学の経営は高梁に本拠を置く順正学園である。以前は「高梁学園」と言っていた。順正学園は高梁でも福祉系の大学を運営している。以前は高梁学園は延岡市民の血税でアコギな金儲けをする私立学校だとも思ったが、実は高梁市自体が運営に加わる半官半民の学校法人であった。

旧藩時代の備中松山藩は5万石。ささやかながら武家屋敷街が残り、市中心部には発展から取り残された山間部ならではの古い街並みが残っている。

大きな商家の跡
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立派な商家跡
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書店。もうやってないようだ。
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市街中心部を紺屋川が分断する。川の両岸の道が「日本の道100選」に選ばれている。
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寅さんがここらで電話ボックスから電話をした。電話ボックスは映画用のダミーだった。
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藩校跡に立派な瓦の塀。もちろん現存ではないと思うが。
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藩校のはす向かいに教会。新島襄がここに勤めたとか。
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伯備線の踏切を渡ると武家屋敷街や寺町に至る。
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頼久寺は庭園が有名らしいので寄ってみる。もちろん有料。
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上がると庭が見えてきた
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平日だからか観光客はゼロ。ゆっくり寝ころんだ。
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小堀遠州作の庭。小堀は高梁を領地としたことがある。
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寺の前の伯備線を電車が行く
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石火矢町の武家屋敷街。実際の武家屋敷は2軒しか残ってない。
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武家屋敷では当主が奥方とともに息子に勉強をさせていた。
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ごく狭い武家屋敷街である
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映画「バッテリー」のロケ地になった家だとか。実写もアニメも小説も未見なのでそういわれても感慨がない。
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昔の高梁市街。銅亜鉛の店がある。中国山地には鉱山が多かった。近所にも吹屋鉱山があった。
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寅さんの縁で倍賞千恵子さんが来ている。8月にはBS-NHKの寅さんシリーズの余話でヒロシの前田吟がこの町を再訪していた。
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寅さんのロケがあった薬師院・松蓮寺に行ってみた。寅さんに関係なくとも見ごたえのある立派な寺である。
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薬師院。立派な山門がある。
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山門には立派な仁王。極彩色の仁王もまたいいもの。
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すごい石段をを登る
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上から見下ろす。この石段で寅さんがいくつか芝居をする。
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坊さんに扮した寅さんがマドンナ竹下景子に駆け寄る
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高梁には妹尾姓が多いのかも。墓にも妹尾が多い。セノオは珍しい姓だ。有名人では妹尾河童が神戸出身だがもとはここらではないか。大学時代の友人に岡山出身の妹尾君がいたが、彼は隣の総社市だった。
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寺から町を見下ろす
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隣に松蓮寺がある。
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薬師院方向を見る。石垣がすごい。下の墓に寅さんたちが参った。
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薬莢付きの銃弾形の忠魂碑が珍しい。
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備中松山城

倉敷から高梁川の中流の高梁市へ。まずは備中松山城へ。特にお城ファンでもないのであるが、この城が貴重な現存12天守の一つであることくらいは知っている。それならとりあえず登っておくか。事前のリサーチはゼロ。

ややこしいことにこの城の松山というのは城のある山のことである。伊予松山にはここよりはるかに立派な現存天守の松山城があるので、それと区別するために備中松山城という。さらには岡山には備中高松城もある。これも香川県に大変立派な高松城があるので区別するために備中高松城という。名前も似ていてまことに紛らわしい。高梁城にしてくれればスッキリするのに。秀吉の水攻めの城だったはずだが、こんな高い山の上の城を水攻めできるか?と混同していたくらいである。

備中松山城 map s

なんでもえらい高い山の上にあるという話なので、車でどこまで登れるかである。あまりにもキツイ登山を強いられるのならやめとこうか・・・くらいのもの。城への案内看板に従って道を行ってみると途中で止められる。そこからは300円のシャトルバスを利用する。たしかに狭い曲がりくねった離合もできない山道で、こりゃ個人が勝手に自家用車で登るのは薦められない。そして駐車場の人によれば近年の「お城ブーム」で訪問者が激増しているそうである。平日というのにシャトルバスには多くの人が乗った。

ふいご峠のバス終点からは山道を徒歩。およそ20分の登山。さしてきつい登りではないが高齢者にはお薦めできない。
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2016_0107_043312_002 posted by (C)オトジマ

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やっと大手門が見えてきてホッとする。
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大手口周辺の石垣の重層が圧巻
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左の塀は現存ではないようだ
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二の丸から本丸方面を見る
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天守
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古そうな柱。この城は明治維新の破脚令をのがれることはできたが、その後80年ほど放置されボロボロになっていた。それを地元の中学教師が調査し、町としても修復の必要を認め、戦時中に大規模な修復がなされたという。
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NHKの大河ドラマ「真田丸」のオープニングではこの城がチラチラと登場しているらしい。
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麓の高梁市街を見下ろす。
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不便な所にある城なのに訪れる人はひきも切らない。欧米系外国人の姿も多い。さすがに現存城である。20分の山登りの末にしか見られないのでいよいよありがたい趣のある城であった。
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動画で





玉島

私がいつも参考にしている古い街並み専門サイトの{「郷愁小路」」は管理人・孫右衛門さんが広島在のせいか中国地方が充実している。しかし、実のところ、中国地方には古い町並みがほかの地方に比べてたくさん残っている、というのもあると思う。中国山地は九州山地と異なりわりとなだらかで小さな盆地が数多く点在し、その多くに経済発展から取り残された小さな町が残っている。

我が宮崎県で、古い町並みというと、飫肥、美々津・・・・くらいしか思い浮かばない。郷愁小路ではほかにも細島や油津や高岡あたりもあげているが、飫肥を除くとどれもたいしたことはない。それに対し郷愁小路では倉敷市だけでも12カ所を上げている。まぁ、古い街並みであるのかどうかは客観的指標はないのだからあくまで選んだ人の主観に基づく訳だが、現状では古い街並みファンにとっては「郷愁小路」がバイブル的存在であるようだ。

玉島s

倉敷の中心部から高梁川を渡ると玉島という地区がある。倉敷に合併される前は玉島市、玉島町、という時代もあった。江戸時代までは瀬戸内航路の港として栄えたところである。高梁川の運ぶ土砂の堆積や埋め立てで今ではすっかり海岸から遠くなってしまっているので、港としての昔をしのぶことはできない。市では一部を町並保存地区として指定していて、各所に古い建築が残っている。倉敷美観地区ほど連続的ではないがかなりの数の古い建築を見ることができる。観光地になっていないだけに意外と倉敷美観地区よりも面白い。

玉島中央町で
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P9233232 posted by (C)オトジマ

宮崎県ならこんな商家が一軒あるだけで大騒ぎになりそう。そんな建築がそこらじゅうにゴロゴロ転がっている。
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現役で使われている蔵
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信用金庫の扉の絵が昔、港町であったことをしのばせる
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風情のある歯医者
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玉島中央町から運河を渡った阿賀崎地区で
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車で進入するのがはばかられるような細い路地を入っていくと・・・・
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レトロの街並みが。修復されていないので味わいがある
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呉服店。ピンクの窓枠がおしゃれ・・・・だったはず。
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菊池酒造。ブランドは「燦然」。 店の方に素晴らしい建物ですね、と声をかけると「お酒も素晴らしいんですよ」と・・・
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いけどもいけどもこんな建物が続く。美々津の街並みを伝統的建築群と呼ぶのが恥ずかしくなる・・・
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天気が悪いので写真が暗い
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銭湯。もう営業していないかも。
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こちらは玉島中央町の銭湯。入ってみたいがこの時はまだ朝早い時刻。
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玉島通町商店街のアーケード入口の建築
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ここらは「オールウェイズ3丁目の夕日」のロケで使われたとか。確かに昭和レトロの色濃く残っている。それも30年代。
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いまだに存在しているのが奇跡のようなアーケード街。写真は明るく写っているが、実際は外界から入ってくると大変暗く感じる。子供なら入っていくのを怖がるかも。妖怪が住んでいそうな不気味さもある。誰が買い物に来るんだろうか??? ーーもちろん多くのお客さんに来てもらって末永く繁盛して欲しいところだが、なにか業態転換しないと延命は半年とて無理なような気がする。豊後高田みたいにいさぎよく昭和レトロの街として観光地化したほうが可能性はある。それもお化け屋敷的雰囲気を売りにしたほうがいい。工夫してなんとか生きながらえてほしい。
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自ら「思い出の商店街」を名乗ってるくらいだから、もっと徹底したほうがいいのでは・・・・
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荒物屋さん
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アーケードは100mくらいしかない。しかしその先も延々と商店街は続く。ただし営業してない店が多い。
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これだけ大規模に伝統的建築が残っていると行政も対処に困るんではないか?保存修復には莫大な金がかかるし、かといって倉敷美観地区のように観光地としてお金を稼ぐ保証はない。放置すると虫食い状にどんどん取り壊されて消滅してしまう。
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玉島ってほんとにすごい所だ。忘れがたい奇跡の町だ。通りにいた老婦人に「素晴らしい町ですね」と声をかけると「いつも住んでいるとわからないんですよ」と言われた。住民には価値がわからないものなのである。かといってよそ者が「取り壊さずに保存して」と要求をするのも勝手な話である。
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同じ倉敷市内に大原美術館を中核とする「美観地区」があって大観光地となっているので、玉島地区が等閑視されているのかもしれない。東京ディズニーランドが飽和状態になったので隣接してディズニーシーを作って収容キャパシティを増やしたように、観光客であふれる美観地区の客を玉島に誘導する方法を考えたらどうだろう。裕福な地区であった美観地区に対し、庶民的なレトロの街として異なる味わいが期待できるはず。


さすがに倉敷

秋の彼岸はこのところ毎年瀬戸内に旅行している。今年はNEXCOの「ぶらり中国ドライブパス2016」(7600円で3日間中国地方の高速道路乗り放題)を利用するので四国に渡らず中国地方だけ。それも天気予報が初日雨というので、雨のなかでもなんとかなりそうな倉敷にとりあえず行ってみる。私は倉敷は未見である。

倉敷は言わずと知れた日本を代表する「伝統的建築群」の町で昔から大観光地である。いつも参考にしている「郷愁小路」では倉敷美観地区の非俗化度はなんと1!つまりとても俗化してしまってミーハー化の極致まで至っているということ。例えば隣の市の総社市三須地区は非俗化度10でほとんど観光客がいない、というクリーンさ。あくまでも「郷愁小路」管理人の孫三郎さんの個人的主観による指標で客観性はないが。ーーということで倉敷にはあまり興味はなかったのである。しかし、「郷愁小路」の記事を読むと「季節、時間を変えて何度か探訪するに値するものはある。」とも書いてある。じゃあ、一度くらいは見ておこうか。

今にも降り出しそうな空模様で夕方4時というのに、美観地区はすごい人出であった。さすがに大観光地だ。以下、天候と時刻とのせいで写真が暗い。
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大原美術館のミュージアムショップ。
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大原美術館は閉館まで時間がなくて見れなかった。
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有隣荘。、1928年(昭和3年)に大原孫三郎が建てた。BS朝日の「百年名家」でも紹介されていた。オレンジ色の壁や緑色の屋根瓦が特異である。
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すごい蔵の連続
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観龍寺
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観龍寺から町を見下ろす。
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映画のセットのようである。中国人観光客が多い。自撮り棒を持っている。
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こんな町並みが行けども行けども続く。空き家は少なく、観光客向けの店になっている家が多い。
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森田酒造
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大原の倉敷紡績をはじめ倉敷は昔から繊維産業の町。デニムや帆布の生産も盛んなのかバッグ屋さんも多い。
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アイビースクエアにある洋館
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アイビーに覆われた窓
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児島虎次郎記念館。すでに閉館で入れず。「この人だれ?」と観光客が言ってる。私はたまたま知っている。宮崎県出身の偉人、石井十次の女婿で画家である。大原美術館のコレクションをヨーロッパで実際に選定して収集した人物である。詳しくは以前のポストで。
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よくテレビで目にするのがこの堀
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日が暮れても観光客は絶えない
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店の中から
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屋根の上にサギ。堀の魚を狙っているのか
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暗くなって灯りが入った
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この店は保存建築ではないようだ。
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倉敷美観地区はさすがに大規模な歴史的街区であった。できたら晴れていてすいている平日に来たいところ。でも中国人観光客には平日も休日も関係ないのかな。

ハウステンボスのようだ
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ライトアップされた大原美術館
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声の形

普段は映画館にそうは行かないのに、9月は3本もアニメ映画を見ることになった。旅に出て夜がヒマなので映画でも見ることにしたのである。場所は倉敷のイオンモールにある複合館。祭日とはいえ夜の8時過ぎに映画館は大盛況。例によって「君の名は」は満席で「声の形」もほぼ満席。最前列の天井を見上げるような席しか残ってなかったので悪条件の映画鑑賞となったが、仕方がない。

「声の形」はある少年・将也の小学6年から高校3年にかけての物語。実際には中学時代はスルーしていきなり高校3年になる。将也は6年の時に転校してきた耳の不自由な少女・硝子をいじめた過去がある。高校3年で再び硝子に出会い、交流する中で自分の過去の業と向き合うことになり、葛藤の末に自分を解放する契機を得る。簡単に言えばそんな話。



ラブストーリーではあるんだが、それは物語を引っ張るエンジンであって少年少女の愛憎や人間関係、イジメや身体障碍者の問題を描くのが主眼かもしれない。大人の視点から見ると、そこで抱き合えさえすれば、簡単に物語は収束できるのに、とまどろっこしい感があるが、結局結末までそうはならない。理性や論理を簡単に吹き飛ばす肉体の接触に逃げ込んでは物語の発展がないからだろう。
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原作は大今良時の長編マンガで、かなり複雑で長い話。それを2時間あまりにまとめた脚本家と監督への評価も高い。原作を読んでないので何とも言えないが、よくできた原作らしい。少年マンガとは思えないほどシリアスなテーマである。ところが私には最後まで物語ではなく、アニメキャラクターになじめずじまいだった。だいたい2Dアニメやマンガでは人物の判別が難しい。若い女性では洋服や髪型でしか区別できない。したがって服装や髪型を変えるとだれがだれだかいよいよわからなくなるのである。そこの識別を助けるためなのか初めから主要人物の髪の色を区別している。下のスクリーンショットを参照。

小学生の頃。中央がヒロインの硝子。とりわけ派手な髪の色。紫である。
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高校生の頃
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ヒロインの硝子は難聴である。少女漫画のヒロインの典型でお目々はやたら大きく瞳は茶色い。もしこんな子が小学校にいたらそれだけで異様で校則違反もいいとこである。ファンタジーの世界では許されても、このようなリアルな世界を描く作品ではどうなんでしょう?あまりにも日本的なマンガの文法にのっとりすぎているんではないか。外国でもシリアスな作品として通用するだろうか。原作のマンガに引きずられているのか、他にもマンガな文法や長台詞や文字表現で語られる部分はまま見られる。
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主人公・将也の心理や行動は詳しく描かれるが、硝子は終始純真無垢で天使のようであるところもいささか腑に落ちない。硝子は難聴なので会話に加われず、発音も不明瞭なので複雑な意思疎通はできないとはいえ、やはりあらゆる葛藤があるはずなのだが、そこらは彼女が泣いたり自殺を図ったりする様子でしか窺うことはできない。18歳というと大人と言ってもいいくらいであるから、しかるべき扱いもあっていいのではなかったか。まぁ、そこらを含めて私には今一つ納得できない作品であった。とはいえ、こんな地味なテーマのアニメに夜11時まで映画館でつきあう若者がたくさんいるのに感心した。







台風16号の大水 五十鈴川

9月20日未明に県内を暴風圏に巻き込んだ台風16号は風はたいしたことはなかったがものすごい雨を降らせた。寝床の中からでも雨の激しさがかなり長く続いたのがわかった。明るくなったらすでに外は静かになりつつあった。ニュースを見ると延岡市北川町などで川の氾濫があったようだ。門川も丸口あたりのヘリからの撮影が映っていた。

海が茶色く濁っている
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P9205501 posted by (C)オトジマ

8時ごろになり太陽も顔を出したころ五十鈴川の様子を見に行ってみた。五十鈴橋。向こうの橋は国道10号
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日豊線
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小園の堰。小さなダムであるが、水の下で全く見えない。中央付近にわずかな水流の段差がある。
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各所でがけ崩れ
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丸口橋から小松集落方面。
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田は水没。堤防を越水した。
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最奥に小さな団地があってNHKのヘリはここを上空から撮影していた。この団地は別の道があるので孤立しているわけではない。
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丸口橋。一番水位が高かった時には橋げた中央くらいまで水位があったようだ。
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橋げたの中ほどまでゴミが付着している。たぶん午前3時~5時ごろだろう。このとき午前8時すぎ。
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動画で







レッドタートル

9月17日公開のスタジオ・ジブリ作品「レッドタートル」を見た。

オフィシャルサイトはコチラ

日曜日とて宮崎セントラルシネマは大賑わい。門川では見たこともない大勢の若者がチケットやポップコーンを買う行列に並んでいる。宮崎県にも若者がいたんだなぁ、と認識を新たにしたくらいである。
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これらの若者のお目当ては「君の名は」「声の形」である。どちらも今話題のアニメ。「君の名は」は驚異的大ヒットとなりつつあるが、「声の形」も大ヒット間違いなしだろう。次回上映の残座席を見ると、「君の名は」は完売で、その次も残席わずか。「声の形」も残席わずか。「声の形」はネット上の話題がすごい。それを見てると、この作品も見たい気がするが、一度に二つ見るのはタイムテーブルを検討すると夜中までかかりそうなのでやめた。今日は「レッドタートル」だけ。


ところが連休の日曜というのに「レッドタートル」の観客はわずかに5人!!!。 これでは興行成績はさんざんだろう。「ジブリ」のブランド名の神通力をもってしてもこれだけとは・・・・・・・ 



この作品は「ジブリ」のクレジットは入っているし、出資もしているが、実際の制作はフランス。監督はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。覚えられない名だ。エンドロールのスタッフを見るとフランス人が多そうだが実際はヨーロッパ系の多国籍だろう。中国人らしき名前は散見されるが日本のアニメではおなじみの大勢の韓国人スタッフの名は見当たらない。

監督のマイケルは偶然私と同じ年齢でオランダ生まれ、フランスで学び、スペインでアニメ制作会社で勤めた後イギリスに居を構え、アメリカでディズニー作品のいくつかで仕事をしている。彼らには国籍とか国境とかは意味をなさない。日本のアニメ業界でスタッフが作品ごとに離合集散するのと同様で、それが国境を越えているわけだ。

彼はアニメクリエーターとしては多彩で十分な経歴を積んでいる。2000年に自主製作した「岸辺のふたり」がアカデミー賞の短編アニメーション部門で受賞した。それがジブリの鈴木プロデューサーの目にとまり、「ジブリで一本作品を撮らないか」と声をかけられた。彼は大喜びで誘いに応じ、さっそく作品の検討に入った。この「レッドタートル」は彼が以前から温めていたテーマの一つだった。マイケルはジブリ近辺に住み込んで高畑勲にプロデューサーとして入ってもらいシナリオと絵コンテを作った。その後、検討した結果、ジブリ内での制作ではなく、フランスでの制作となったという。

さて、作品はどうなんだろう。一言で言って美しい作品である。そのまま絵本にすると素晴らしい本になりそうだ。実際に池澤夏樹の文章で絵本化が進行中である。絵柄はジブリとは全然異なるが、かなりリアルで自然なアニメーションである。CGも多用されていそうだ。明るい日差しのある日中の場面は少ないので色調が全般にくすんでいてワビサビの境地である。竹林の場面も多いので日本的とも言える。この地味な色使いはフランスのマンガ「タンタン」のエルジェに影響を受けているらしい。
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以下ネタバレ。
ロビンソンクルーソーと同じ設定で、男が孤島に漂着して孤独な生活を始める。男は竹で筏を作って島を脱出しようと試みるが何度も失敗する。大きなウミガメが妨害したのである。男は上陸してきたウミガメを殺す。ところがウミガメの死骸が若い女に変貌する。男は女と暮らすようになり、子供が生まれる。息子は成長し若者になる。ある日、若者はウミガメを引き連れて島を出る。残された男は老人となり死ぬ。女は再びウミガメとなり海に帰る・・・・・・・

80分ほどの上映時間にいっさいセリフはない。シナリオ段階ではあったらしいが、鈴木プロデューサーの意見でセリフはオールカットされた。セリフなしでも物語は十分に語られている。どちらかといえば悲しい話で、大きなヤマもなければ派手なロマンスもない静かな映画である。子供どころか、中学生でも5分で退屈するだろう。いかに美しくてもこれでは広範な若者の心は掴めない。美しさと人生の哀しさがわかる大人の映画である。

フランス語版の予告編のほうが邪魔な字幕がないぶん心地よく見れる。これを見たらおおむね見たといってもよいくらい。
視聴回数を見ると、9月18日現在でフランス語版は日本画版の20倍以上ある!!



君の名は。

今話題の映画は「君の名は」と「シン・ゴジラ」である。ゴジラは監督に庵野 秀明を起用して従来にないリアルな作品となって大人の観客を集めているとか。ネットでの評判がすごい口コミとなって広がっている。未見なので何とも言えない。ふつうならゴジラと聞いただけで見る気は起きないが今作は見てみようかな、と気になっている。

「君の名は」は新海誠作品なのでそれだけで期待できる。青少年向けアニメ作品なのに夏休み終了後の公開というのがいささか理解できないが、公開と同時に大ヒットとなって、ジブリ作品以上の興行収入も期待できるらしいからすごい。ネットをチェックしてはいないが、ネット上では大盛り上がり。ありとあらゆるレビューが書かれているだろうから、あえて私がそれに付け加えるほどもないのではあるが、備忘録のつもりで記しておく。ーー画像はYoutubeの予告編からのスクリーンショットーー



以下ネタバレあり。「君の名は」、といっても往年の放送時刻に女風呂が空になったというラジオドラマや映画ではない。現代の高校生の物語である。予告編をチラ見して、大林宣彦監督の尾道三部作の名作、「転校生」の翻案かな、とも思った。高校生の男女の体が、というか心が入れ替わる、というのが物語の発端である。まずはこれだけで十分にキャッチー。それだけでもドラマをぐいぐい引っ張っていけるが、そこを深堀りすると違った方向に行ってしまう。根本はピュアなラブロマンスで、タイムスリップ的な要素、パニック映画的要素を加えて複雑な物語展開としているのがこの作品のエライところ。展開についていけなかった、という人も多いのではないか。

左がヒロインの三葉、右が瀧。瀧は姓ではなく名。
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「転校生」と異なり、二人の男女は東京と飛騨と地理的に離れ、さらに3年の時差もあるのでおいそれと出会うわけにもいかない。しかし、この3年の時差がヒロイン三葉と彼女の村を危機から救うカギとなる。その危機とは、三葉のリアルタイムで飛騨の山中に彗星が落下して三葉本人も村民500名とともに死亡するという大惨事。3年後に生きる相手役の少年・瀧の側からは既知の出来事であり、過去の改変にトライすることになる。詳しい経過は書かないので見ていただきたい。

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結論的に言えば、新海作品らしい、美しい情景描写を見るだけでも眼福である。田舎の情景もよくできてはいるが、真骨頂は都市景観の美しさ。東京をいかにリアルに描写しているとは言ってもそこには作家の審美眼により濾過されているので、あんな雑駁な景観から美を抽象できるのは新海の才能である。アメリカでは3Dアニメの時代に移行して久しいが日本ではあいかわらず2Dアニメが盛んである。新海の作品を見ると2Dでも新たな可能性があるんじゃないか、と思える。ジブリとの違いは背景のコンピュータ描画の多用である。動画でも多用されているようだ。ただし背景のリアルさと平面的なキャラクターの落差は大きい。

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新海誠(1973年生)本人が原作・脚本も務める。彼の以前の作品から、新海の才能は美しい画面作りなんだ、と思っていたらストーリーも演出もなかなか素晴らしい力を持っている。60代が見ても十分楽しめる。ただし、10代の少年少女が感じるであろう感動とか胸キュンとかは残念ながらない。私が中学生で見たならば1週間くらい夢にうなされるくらい心奪われるだろうが。

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今作は配給が東宝。新海としては今作で初めてメジャーな配給体制と十分な予算、さらに充実したベテランスタッフ、という大きな舞台を得たことになる。それがアニメオタクに限定されない広範な若者の心をとらえ、さらには興行的にも大成功を収めている。つまり、これで新海誠はかつての宮崎駿の地位を獲得したと言っていいのではないだろうか。アニメ界には庵野秀明、細田守、押井守らジブリ以外にも作家性のあるヒットメーカーはいないではないが、今作の新海のヒットは別格である。東宝は今作の大ヒットに味をしめて当然次回作を狙うはずだから新海は今後仕事が絶えることはないだろう。

かつて1990年代から2000年代にかけて夏休みは家族でジブリ作品を見ることに決まっていた時期があった。「となりのトトロ」から「千と千尋」あたりまでがジブリの黄金時代か。おおむね宮崎駿の才能に依拠していたわけで、宮崎氏が新作を作らないとなって俄然ジブリの神通力が陰った。しかし、日本には次の才能がいた。新海は43歳だからアニメ作家としては油が乗ったところ。新海作品はジブリ同様、海外でも広く受け入れられるだろう。

よくできた作品だが、あえて難を言えば・・・・。そもそも男女の体と精神が入れ替わる、という荒唐無稽な設定に合理性がない、といえばないのであるが、そこは置いといて、タイムスリップ物にありがちな矛盾もあちこち突っ込みどころがあるし、「なんでもあり」のパラレルワールドを想定したような所も見られる。クライマックスの隕石落下の場面では肝心の部分をあえて省略しているのでやや腑に落ちない。二、三度見ないと納得できないくらいである。やはりキッチリとした因果律がないと観客は納得できない。アメリカ3Dアニメ的な明快で先の予想がつきやすい展開をきらったのかもしれない。すでに十分に複雑な設定なんだから、もっと明快にすべきだったのではないか。

公式ページはコチラ

波頭津で水中撮影

SJ4000で水中撮影をしてみたくて波頭津まで。まだ十分に暑いがさすがに9月になると海水浴客は一家族だけ。
いっぱいの満潮で波はほとんどない。さぞかしきれいな水中撮影ができると期待していた。上から見る限りはあいかわらず透明できれいな水だが、潜ってみると透明度は低い。昔、40年以上前、まだ養殖が盛んでなかった頃の日豊海岸の素晴らしい透明度を知る者にとってはいささか残念ではある。


ついでに先週に引き続き北川町の小川へ。今回は前回よりやや下流の細見地区で。子供たちは昔からさんざん連れてきているが、妻にも一度はあの清流を見せたいので、全く泳げない彼女にライフジャケットを着せて水中メガネをかけさせた。ところが、先週の台風で雨が降ったせいか、前回ほどの透明度はなかった。場所も川底が単調でいまひとつ面白くなかった。
しかし、よその川に比べれば十分に美しい。



北川町小川の清流を水中撮影

入手したSJ4000で水中撮影をしたくて北川町の小川へ。

子供が小さかったころは毎年何回も来ていた市棚の瀬口地区の川原。この夏は一度だけ孫をつれてこの数百m上流で泳いだ。
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2016_0831_113316_001 posted by (C)オトジマ

海パンも水中眼鏡も忘れるという失敗をしたが、だれもいないのでパンツ一丁で泳ぐ。
SJ4000はあてずっぽうで水中に沈める。
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2016_0831_113319_002 posted by (C)オトジマ

どうです? キレイでしょう? 私は日本一の清流と思っているが・・・


一人きりで気持ちよく泳いでいると向こうから大勢のカヌーが・・・・・。小さい子供も漕いでいる。
カヌーを水中から撮影することができた。カヌーが空を飛んでいるようだ。


カヌーの皆さんとしばし会話もしているが、SJ4000を水中撮影の防水ハウジングに密封すると外の音はほとんど録音されていない。なんでも、このシーズン最後の川下りだとか。秋からは鮎の柴堰漁が始まるのでできなくなるそうだ。カヌー愛好家は勝手放題に遊べるわけではなく、河川漁協との調整があるらしい。
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2016_0831_114524_006 posted by (C)オトジマ

しんがりに来たカヌーはゴミ拾いをしながらの川下りである。一シーズンお世話になった川への恩返しとか。延岡のカヌーイストたちはなかなかモラリストたちだ。
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2016_0831_115301_001 posted by (C)オトジマ

これは数年前の北川の柴堰の様子。
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PB049817 posted by (C)オトジマ
プロフィール

トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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