灯りの研究 3

孫の夏休みの自由研究「むかしの灯り」も大詰め。
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P8114941 posted by (C)オトジマ

孫と一緒にネットで調べているとなかなか面白い知見に出会う。
孫の住んでる久留米の「柳坂曽根のハゼ並木」は今では紅葉の名所になっている。昔、久留米藩は商品作物の栽培に熱心で特にナタネ油とハゼ蝋の生産が盛んだった頃の名残である。今では久留米市内となっている田主丸で植木や果樹が盛んなのはハゼ栽培の延長上にある。吉井の白壁の町はハゼ蝋の富のもたらしたもの。孫はなんとなく「むかしの灯り」を調べ始めたのに、実は彼女の郷土の歴史と密接な関連があったわけだ。

柳坂曽根のハゼ並木
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うきは市吉井
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孫には「むかしの灯り」を調べる前に新見南吉の「おじいさんのランプ」を読ませた。我々の世代では国語の教科書に載っていたのでおなじみであるが、現代の人は意外と知らない。新見南吉といえば「ゴンギツネ」と「てぶくろを買いに」が知られている。

明治、ナタネやロウの灯りの灯りの時代に洋式の石油ランプが入ってきた。それは革命的に明るいものであった。しかし電灯が普及すると比較にならない明るさにたちまちランプの時代は終わる。そんな時代にランプを商ったおじいさんの話。さて、石油ランプはそんなに明るいものなんだろうか?ここは孫にその明るさを見せてやらないと。そこで昔のランプを探してみたが知り合いに持つ者はいなかった。今生きている世代の方は電気普及以後の世代だろうから無理からぬ。そこでやむを得ず、知り合いからキャンプ用の灯油ランプを借りた。今のキャンプ用ランプはほとんどLEDだから店にも灯油ランプはない。アマゾンでは見かけることができるが、室内インテリアとしてのランプである。

かなり古くてチャチである。
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夜になるのを待って、点灯してみる。
孫がランプの灯りで本を読んでいるところ。読めなくはないが、かなり苦しい。ロウソクよりはマシ。
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これはオートで撮影。カメラが勝手に感度を上げているだけで、こんなに明るくはない。
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ランプを借りに行った津々良に防空壕が残っているというのでついでに見てきた。
個人宅の自家用防空壕である。小さい。
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昔は防空壕は子供のいい遊び場だったが、近年ではほとんど埋められてしまっている。
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孫は恐る恐る入る。虫がいると言って怖がる。
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さっそくランプを使ってみる。
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反対側にある出口はヤブになっている。
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ナタネ油の調べでなんとかナタネの種の実物標本をレポートに貼り付けたい。家の前の山の法面には菜の花がたくさん咲いて、すぐに種がたくさんできるのであるが、季節的には春のものなので今はまったく影も形もない。 ところが奇特な方がいるもので、そのナタネの種を保存している近所の方がおられた。それを借りてきた。
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こうやってあらためてナタネを見るときわめて小さい。こんなものから1升の油を搾るにはどれだけのナタネが必要だろう。調べると江戸時代(時期によってさまざまだろうが)にはナタネ油は1升で400文(およそ5000円くらいか)もする高価なものだった。今、スーパーでは1.8L(1500g)のサラダ油が400円もしないから単純計算で昔は現在の10倍ということ。
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ロウソクの調べでは実際にハゼの実を取ってきた。
近所のハゼの木。
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ハゼの実はまだ青い
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案の定、あちこちかゆくなった。
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秋になると実は黒くなる
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孫の自由研究も完成に近づき、彼女らが久留米に戻る日も近くなった。


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トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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