佐賀の旅 中尾甚六屋敷

昨年の連休は八女福島の白壁の街並を見に行った。さて今年は唐津に行ってみた。各地で古い街並の保存や旧い家屋の復元がなされている。唐津には石炭王の高取邸、唐津銀行、今は唐津市内になっている呼子の中尾邸がある。

まずは呼子の中尾甚六屋敷から。(クリック拡大)


唐津は福岡市から50km、佐賀市からも50kmほど、1時間である。呼子は唐津の中心部から10kmほどである。
中尾屋敷は昨年復元され公開が始まったので、新しい観光スポットである。ネットでこの屋敷を知り、ついでにそばにある名護屋城も見てこようか、というつもりであった。ナビは半島の中央を横切る県道ルートを教えるのであるが、海が見たいので海沿いの国道204号で行った。あとでこれは大正解であることを知る。私は知らなかったのであるが、呼子はイカ料理の名所で休日にはB級グルメの観光客が押し寄せるのである。狭い漁村は車と人であふれ、帰りに県道を通ると、呼子に向かう車線は延々と長蛇の車列で、彼らが呼子に到着するのは夜になるだろうと思われた。

対向車が呼子行き。ここはまだ唐津市内を出たところで、ここから10km先の呼子まで断続的に渋滞が続いていた。そんなにしてまでイカが食いたいか??


下:漁港にぶら下がるイカ。


下:名物。各所でイカが回転する。


下:駐車場は順番待ちの列。


下:本来であれば裏寂れた漁村の狭い商店街が大賑わい。イカシューマイなどの海産物を扱う店が多い。建物や店構えにはあまりレトロ感がないのが残念。


この通りの北端、商店街が切れるあたりに中尾屋敷がある。
大きな構えの商家造りである。漆喰はまだ新しい。


中央を貫くタタキ。大変残念ながら写真はここまで。内部はなんと撮影禁止! 高取邸もそうであるが、唐津市は料簡が狭い。どうみても撮影されて困るようなもの、著作権に関するものは見当たらないのである。どんどん公開して情報が拡散したほうが集客にも文化の伝承にも有利なように思うんだが。


詳しくはココを読むと中尾屋敷の概略がわかるが、ここにも写真は少ない。ホームページはないようだ。

中尾家は江戸時代に鯨漁で財をなした網元である。建物自体は各所で見られる豪商の屋敷とさして変わらない。旧い部材は虫食いがひどくかなり損傷していたものと思われる。だから半分は新しい部材で補強、補修されていると見ていい。

別棟の蔵は外観から新しく作ったものかと思ったが、内部には旧い梁がむき出しで、やはり旧いものである。内部は鯨漁の展示室になっていて、クジラ用のモリ、クジラの骨、ハクジラの歯などさまざまなものが置いてあり、なかなか面白かった。50代以上のクジラで育った世代はクジラに思い入れがある。私が小学校低学年の頃には南氷洋の鯨漁は花形産業であり、子供雑誌にもクジラ関係の記事やグラビアページがあった。ヒゲクジラ、ハクジラの区別、母船とキャッチャーボートの船団形式の漁など当たり前の知識であったが、同行した娘はヒゲクジラのなんたるかも全く知らなかった。

下:勘定場(本蔵)は鯨漁の展示室。明治期の建物とか。(パンフレットより)


下:記念にクジラカツを食べてみた。全く歯ごたえがなく生焼けのハンバーグみたいであった。昔食ったクジラはえらく歯ごたえがあったような記憶があるんだが。イカシューマイにしとけばよかったか? この時点ではまだイカが呼子名物だとは気付いていない。


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トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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