ひまわりと子犬の7日間

日向山田会の「東京家族」上映会では「ひまわりと子犬の7日間」が併映された。理由が二つ。監督の平松恵美子氏が山田監督の助監督と共同脚本家を長年務めていること、映画の舞台が宮崎であること。日向の上映会では山田氏とともに平松恵美子氏も舞台挨拶に立った。とても小柄な女性である。





犬物映画は昨今とても多い。2000年代になってだけでも邦画では「白い犬とワルツを」「DOG STAR」「仔犬ダンの物語」「さよなら、クロ -世界一幸せな犬の物語-」「クイール」「犬と歩けば -チロリとタムラ-」「いぬのえいが」「イヌゴエ」「ベルナのしっぽ」「イヌゴエ 幸せの肉球」「わんこ THE MOVIE」「犬と私の10の約束」「DOG×POLICE 純白の絆」「わさお」「LOVEまさお君が行く!」「星守る犬」・・・・・。まだまだあると思う。実は私はDVDですら一つも見てない。犬はきらいではないが犬物映画は「お涙頂戴路線」が多いし、子どもや犬好きという安定ファンをねらった安直なマーケティングが透けて見えるのであまり好きではない。

とはいえ、併映だし、我が敬愛する山田監督の愛弟子のデビュー作なんだし、ご当地映画でもあるわけだから見ざるを得ない。公開は3月中旬なので春休み映画か。結論的に言えば、子ども連れの家族なら見ても損はない映画に仕上がっていた。何はともあれ、犬の映画だし、子どもが重要な役割をするので子どもには感情移入しやすいし、人間ドラマとしてもよく出来ているし、教訓的だし・・・・。さらにはちゃんと泣けるように出来ている。舞台上で山田監督に花束贈呈した地元の小6の少女はこの映画の試写会で号泣したという。ちなみに彼女は山田会会長の娘さんらしい。

ただし、やや鬱陶しくて肩が凝る、という向きも多いかもしれない。少なくとも楽しい娯楽作品とはなっていない。他の犬物はよく知らないのであるが、この作品はいささか毛色が違っており、保健所での犬の殺処分という重いテーマを扱っている。保健所の職員である主人公は犬を殺処分することに大きな葛藤がある。昔、私の飼い犬も危ういところで保健所に捕獲されて収容所送りになるところだった。映画の中での話によれば、宮崎県内で年間4000頭もの野犬や捨て犬が殺処分されているとか!私の息子は現在保健所で働いており、必ずしも他人事ではない。



マイナーな県である宮崎県人としては、そのローカルぶりが気になるところだ。宮崎市が舞台なので、ほぼ全出演者が宮崎弁を話す。皆さんなかなか上手である。子役の二人がかなり自然な子どもらしい宮崎弁でかわいくてとてもよかった。唯一のネイティブで主演の堺雅人の宮崎弁は当然ながらパーフェクトなんだが、あの独特のイントネーションはいささかやりすぎなんじゃないか?他県の人はどうだか知らんが、宮崎の人間は、リアルな宮崎弁を客観的な立場から聞くと心地よく感じないのではないだろうか? 妻も堺の宮崎弁を「気色悪い」と言っていた。特に我々県北の者にとって県央や県南の奇妙な抑揚はいただけない。たぶん他県の人にとっては差はないのかもしれないが。



昔、学生時代、山手線の電車に乗っていたら、数名の若者がド宮崎弁で大声でしゃべりまくっているのに遭遇した。そのときの気恥ずかしさ。自分がしゃべる分には全く気にならないのであるが、他人が東京でしゃべっているのを見ると恥ずかしいのはナゼ?

実は一本だけ洋画ではあるが犬物を見たことがある。リチャード・ギアのリメイク版「ハチ」である。なかなか良かった。この映画で欧米では秋田犬人気が高くなった。日本の家屋で飼うのにはでかすぎるが欧米の大きな家では屋内でも飼えるらしい。リチャード・ギアと同じくらいでかい。


実は我家で飼っていた犬も「ハチ」であった。


「ひまわりと子犬の7日間」公式ページはコチラ


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トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
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お金がないのでグルメ記事はなし。

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