佐伯泰英と豊後



豊後の海に面し、坂のある城下町というと、杵築・日出・臼杵・佐伯などが思い浮かぶ。関前藩は大阪から海路臼杵浦に至り、そこからは陸路、という記述がある。日出は物語中で隣藩として出てくる。作者の姓が「佐伯」だから佐伯もよさそうだが、私の希望では石高・譜代外様にこだわらなければ杵築を想定したい。NHKの時代劇「陽炎の辻」のロケは杵築市の武家屋敷「大原邸」で行われている。

大原邸
国東 2011 秋
国東 2011 秋 posted by (C)オトジマ

「居眠り磐音」にかぎらず佐伯作品の舞台として豊後の小藩が多いのが特徴である。「密命」の金杉惣三郎は豊後相良藩出身、「吉原裏同心」の神守幹次郎は豊後岡藩出身である。NHK時代劇『酔いどれ小籐次留書』の小籐次は豊後森藩久留島氏の配下。相良藩は存在しないが、後の岡藩・森藩は存在する。

なぜ豊後なのか、について佐伯は『惜櫟荘だより』の中でこう言っている。母方の祖先は豊後在で大友宗麟の配下であったが天正年間に薩摩に追われ肥後に逃げた一族らしいので豊後に愛着がある。別のところではこう言っていた。佐伯は北九州・折尾の出身で、九州に土地勘がある。小藩を舞台にするとなると九州はどこも外様の大藩ばかりであるが、豊後には小藩ばかりという特徴がある。それなら日向だって島津領を除けば小藩ばかりなんだけどな・・・

大原邸の庭
杵築2010
杵築2010 posted by (C)オトジマ

コチラに「居眠り磐音」公式サイト。













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じなしです

杵築市武家屋敷の画像、大原邸のほんのすこし先、勘定場の坂を下りる右手前に叔母(故人)の家があります。叔母が嫁した先代が手に入れた武家屋敷でしたが今は普通の家となっています。
作家の葉室麟も豊後の地方をよく題材にしてくれているようです。
世界農業遺産に登録されたこともあり国東半島さらに注目されるとうれしいです。
トトロさんが解説をいれると~読んでみたくなります。

じなしさんへ

「居眠り磐音」ならアマゾンで1円で出てますよ。送料が250円しますけどね。おっしゃられる屋敷は磯谷邸の並びですね。私が気になるのは磯谷邸の向かいの立派な土塀のお宅です。公開されていないのが残念ですが、ぜひ中を覗いてみたいものです。じなしさんが買い取って公開したらどうですか?
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Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
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