佐伯 独歩 養賢寺

佐伯の歴史と文学の道も何度も来た事がある。明治期の写真を見ると、山際には家があるが、海側にはなく、ずっと田んぼだったらしい。すなわちこの街並の歴史は明治以降のもの。

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P1011877 posted by (C)オトジマ

明治期の坂本家。背後は城山。
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文学の道、というのは明治期に若き国木田独歩が教員として佐伯にわずかに10ヶ月滞在したおり、ここに下宿したことによる。その下宿先がこの坂本家。勤務先の鶴谷学館の館長がこの家の主、坂本永年であった。
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坂本家は佐伯藩の家臣であった。当代坂本氏によれば、慶長6年に入封した藩主より家屋敷を与えられて以来400年ここに暮らすという!ただし、この家屋は400年前のものではない。もと藩主の狩のための別荘だったものを譲り受け、ここに移築したとか。
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表と裏に庭がある。あまり大きくはない。
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ここらには何度も来ているが、この独歩館に入るのははじめて。独歩は二階に下宿していた。
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昔の家だから天井が低いのか、と思っていたら、そうでもなく、移築したおりに2階を増設したので天井が低くなってしまったという。そっと歩かないと絶対に頭をぶつける。
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庭に土蔵があって展示室となっている。これは二階の読書室。
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坂本家現当主の老人が、面白い所に案内してあげよう、と我々を養賢寺の藩主墓所に連れて行ってくれた。
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藩主墓所は塀で囲まれカンヌキのかかった門で閉ざされいるが、坂本老人はなれた手つきでカンヌキをはずし、我々を招じ入れた。ずらりと歴代藩主の墓石が並ぶ。写真ではスケール感がわからないがかなり大きな墓石。
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たかだか2万石の藩主にしてはとても立派だ。延岡藩七万石内藤家の墓所が城山の下にあるが、あそこより立派。
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坂本老人はこの墓地で藩主毛利家の戦国以来の来歴を語った。大変な記憶力である。帰ってウィキペディアで調べると、おおむね彼の語ったことと同じ記載があった。毛利家というと中国地方・長州の毛利家を思い浮かべるが、血統は全然別である。坂本老人も語っていたが、藩祖毛利高政は秀吉の家臣で秀吉の落胤とする説もある。元来は森姓であったが、秀吉の中国攻めのおり、秀吉の命で一時人質として毛利家に預けられた。そのとき毛利輝元から大いに気に入られ、森と同じ読みである毛利の姓を与えられた、という。

墓所から養賢寺の庫裏を見下ろす。とても大きくて立派な寺である。いずこも藩主菩提寺は大きいが、ここは格別に大きい。とても2万石とは思えない貫禄である。佐伯藩は平地が少ないので石高こそ2万石しかなかったが、日豊海岸の海産物に恵まれ、財政は豊かだったとか。
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P1011913 posted by (C)オトジマ

養賢寺は山門に「拝観お断り」の立て札があるので中に入りづらいが、坂本家は檀家総代も勤めていたらしいので坂本老人は平気で境内を通って帰る。
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以下は美しく清められた境内のようす。
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サクラの花びらが美しい。
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庫裏
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本堂の屋根は銅版葺き。緑の緑青が美しい。
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右は佐伯鶴城高校体育館
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養賢寺前にある忠魂碑の巨木。
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驚いたのが市街地の道路の真ん中に生える楠の巨木。住吉大楠という。元は神社境内にあったものが、道路拡幅によって神社が移転し、この巨木だけが残されたという。よくぞ伐らなかった。
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Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
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