伊藤一彦短歌講座

一月ぶりに短歌講座の二回目が近づいた。全6回の予定。

講座の仕組みは、講座1週間前までに自作一首を事務局に郵送、FAXなどで提出する。
事務局は講座予習用にその作品一覧を全受講者に郵送してくれる。真面目な受講者はそれらの短歌の用語や表現を辞書やネットも使って下調べをしてくるようだ。
当日は作者名を伏せた状態でその一覧表を見ながら、全員が自分の作に当たらないように一人一首感想を述べる。また伊藤氏が講評をする、というパターン。前回の様子を見ていると、伊藤氏はどうやら事前に見ておらず、ぶっつけで講評をしているようだ。解釈に戸惑ったりしたり、時間配分がアバウトで後半になるほど駆け足になっていた。まぁ、お忙しい方だから無理もない。

私の作、----「山里の廃屋の梅実れども落果むなしく庭をうずめる」----は伊藤氏に「むなしく」が余計だ、と酷評。直截な表現にたよらず、余韻を残すような、光景に語らせるような方法の方がベターだということだろう。そこのかねあいはシロウトにはなかなか難しいところで、つい、一言盛りたくなるのである。

さて。あっという間に次回の締め切りが来て、例によって直前になってやっつけ仕事。なんとかひねり出した。
この10日間、孫と過ごしてきた夏休みの情景で2首。

夏の海 寄せては返す波の間に 子等飽きもせず ひねもす遊ぶ
P7273579
P7273579 posted by (C)オトジマ

かの川に 孫と遊べばよみがえる 子と通い来し かの夏の日々
P7254073
P7254073 posted by (C)オトジマ

んーーーん。伊藤氏は力んだ作品よりアッサリ作ったほうが良くなる、というがあまりにも平和で平凡だ・・・

というところで多少毒のある一首を投稿した。

盆来れど 草生い茂る無縁墓 子等に伝えん 墓はいらぬと
P4151522e
P4151522e posted by (C)オトジマ

実は、無縁墓の激増で墓石の処分が全国で問題になっているという。朝日新聞電子版に記事があるので参照。

昔と違い、現代では人の流動が激しく、先祖伝来の墓地の近所に子孫が住んでいる、という保証はない時代である。私の子供にしたって3人とも遠隔地に住んでいて戻ってくることはないだろう。なまじこちらに我らの墓地を構えても子孫には負担になるばかり。盆暮れ彼岸に命日、シキミを上げるだけでも大旅行が必要となる。世の中の若者たちは自分の生活だけでもやっとという人も多い、とても墓の面倒まではみれないので、あっという間に無縁墓となり、醜態をさらすことになる。

P4151530s
P4151530s posted by (C)オトジマ

私はどこかに散骨してもらいあとは一切生きた痕跡を残さぬような方法を願っている。実は散骨すら必要ないのである。火葬場から骨を持ち帰らねばすむこと。骨と灰の大部分は火葬場が処理するのだから同じこと。体の成分の大方は有機物で火葬場の煙突から透明な二酸化炭素となって大気中に放出されるのだから、その方法で散骨ならぬ、散有機物をしていると考えれば済む。

そういう私に妻はいつも「遺書にあんたの気の済むように段取りを詳しく書いとかなきゃ、子ども達が困るでしょ」と言うのであるが、これまた切羽詰らないと取り掛からぬ性分なので、いつになることやら。

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No title

俳句にも即き過ぎ(季語に対してだれもが思いつく言葉)や説明的(=余韻が無くなる)な言葉は良くないなどというルール?(注意点)があります。
短歌はもっと説明するのかと思っていましたが・・やはり余韻が大切なのですね。

脳を歌バージョンにしている様子が伝わります。続けていくとリズミカルに歌ができるようになるのでしょう。
 毎月の作品を楽しみにしています。

じなしさんへ

31文字を揃えるのはそう難しくはないですね。ほっとけばドンドンできますが、あえて人様に見ていただくほどのことはない駄作ばかり。ただし自分ではサッパリ評価できません。俳句も同様でしょうが、自分はその状況の画像が脳裏にある訳だから貧しい表現であっても情景を描けてている、と錯覚しがちです。しかし、他人からみると独りよがりの場合が多々あります。わずかな言葉だけで情景と詠嘆を相手の脳内に喚起できるか、が腕の見せ所でしょう。シロウトの場合は私のように写真と組み合わせれはそこが補えるのでラクです。
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トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

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