かくかくしかじか 第5巻

さてもう一件の当ブログへのアクセス急増のキーワード「かくかくしかじか」について。

東山アキコのこのマンガは今年「マンガ大賞」を受賞したことで話題になっている。大賞受賞に合わせたかのように最終巻の第5巻が発行されたのが先月。この作品については去年書いた。---コチラ参照----

宮崎県出身のマンガ家というので興味があった。東村の自伝的作品だから、マンガを読めばだれしも作中の魅力的なキャラクターである「日高先生」が実在するのか、どんな絵描きだったのか興味が湧く。そこらをちょっと調べて書いておいたのにアクセスが集まっているようだ。―――詳しくはコチラを参照------

日高先生とは高校生の頃、東村アキコがデッサンを習ったデッサン教室の先生でマンガ中では強烈な個性を放っている。第4巻でその日高先生の死がほのめかされていた。日高先生、すなわち実際の日岡兼三氏は50代でガンで亡くなっている。第五巻ではその様子が描かれることになる。

他の巻では東村がマンガ家になる過程もいろいろ描かれているのであるが、第五巻ではほとんど日高先生の死のことしか描かれない。東村は幾多のマンガを出しているが、「かくかくしかじか」は自伝であるから異色の作品である。それで「マンガ大賞」を取ったということは彼女が頭をひねって創作した作品よりも事実の方がよほど面白かった、ということ。それもこの作品の魅力の大半は日高先生に負っている。この作品の印税は日岡兼三氏の画集の発行か、美術館建設に当ててもいいんじゃないか、といってもいいくらい。まぁ、人様のお金だから私がどうこう言っても仕方ないが、作中では東村はマンガの印税で先生をヨーロッパ旅行に連れて行きたかった、と言っているくらいだからそう的外れでもないかも。
51gkOmXa9XL.jpg

5巻は1冊で先生の死だけを書いてるので率直に言って間延びしている感はまぬがれない。しかしマイナーな県、宮崎県の出身のマンガ家が大きな賞を取っただけでもすごい。作中で恋人の西村君が駆け出しマンガ家だった頃の東村に向かって「君なら天下が取れる」と励ましている場面がある。それはたぶん事実なんだろう。それを描いた頃はまだ「マンガ大賞」を受賞していないんだから西村君は遠い将来を、その場面を描いた東村自身は近い将来を予言していたことになる。

興味あるかたはアマゾンに注文!




コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

トトロのとなり

Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
お金がないので遠くには行けない。
お金がないのでグルメ記事はなし。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR