三池坑

三井港倶楽部のすぐ横に三池坑がある。にわか作りの広い駐車場があって、連休のせいかテントが張られて来客にパンフレットを配っている。ここは見学料は取らないのがうれしい。三井が太っ腹なんだろうか。しかし実際のところコストはほとんどかかっていないだろう。ここは万田坑に比べてもさらに廃墟感が横溢している。笑えるくらいだ。

この投げやり感がたまらない。
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P7203619 posted by (C)オトジマ

池も干上がった投げやりな日本庭園。昭和24年天皇行幸のために急遽作られた庭園だとか。
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日本庭園の奥には廃屋が並ぶ。
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閉山時のままの廃墟に順路と説明板が設けられている。
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ここには斜坑がある。第二斜坑。セメントで塞がれている。
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斜坑は2012m、斜度11度。人車は坑口から海底下350mの坑底まで1700mを7分かかった。そこから水平な坑道になり人車を乗り換えた。切羽まではさらにはるか遠く、行くだけで1時間はかかったという。往復2時間はただ現場に行くだけで費やされるがそれも高い給料のうちであった。だから事故が起こっても徒歩で地表まで戻るのは困難だったとか。三池炭坑は大牟田・荒尾市域に広く広がって万田坑をはじめいくつもの坑口があるが四山坑、宮浦坑、三川坑などは地下で坑道がつながっていたとか。

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なんと車掌がいたんだ! 運転手はいなかったんじゃないかな。自走はできないんだから。
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斜坑なので登山用ケーブルカーみたいに座席が階段状についている。
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ものすごく太いクサリで連結される。昭和38年の大爆発では斜坑で炭車の連結が切れて逸走脱線し、車輪とレール、あるいは炭車同士の接触で飛んだ火花が炭塵に着火したとか言われている。
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炭車
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ここにも山ノ神がある。鉱山の安全を祈念する・・・・・・が大事故は起こった。
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繰り込み所。坑夫の準備室。まだロッカーが残っているが大きな台風が来たらすぐにも倒れそうである。
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ガイドの方が説明している。ガイドは年配の方で三池坑で働いていた方々である。見物客の半数はもと炭坑関連で働いた人々で懐旧の念断ちがたく来るという。この日も電気関係の仕事をしていたという方がガイドに代わって説明してくれた。やはり現場にいた方の話はとても面白い。
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P7203647 posted by (C)オトジマ

風呂場には入れなかったので説明板から。坑夫は汗と炭で真っ黒になるからフロは欠かせない。
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こないだまで人が出入りしていたかのようだ。
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社是
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組合の掲示板
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トロッコの巻き上げ機棟。昭和38年の大爆発の時には坑口から100m以上離れたこの建物まで爆風が及び、屋根が吹き飛んだという。
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ウィンチのワイヤドラム。太いワイヤで2500mあるという。炭車や人車は機関車が引く訳ではなくケーブルカーみたいにワイヤで動かされた。とにかく炭坑内に火気を持ち込みたくないので内燃機やモーターはご法度。動力源は坑外に置いた。
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P7203659 posted by (C)オトジマ

圧縮空気を溜める巨大な気室。坑内の動力源は圧縮空気であった。削岩機はエアで動く。自動車工場でインパクトドライバがエアで動くのと同じ。モーターだとブラシで火花が散る。坑内には圧縮空気のダクトが張り巡らされていたはず。
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P7203658 posted by (C)オトジマ

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コンクリート壁に穴がいっぱい。戦時中の空襲の機銃掃射のあとかと思ったらさにあらず。ここには鉱山学校もあって生徒が削岩機で穴あけの練習をした跡だとか。
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P7203657 posted by (C)オトジマ

現在三池港周辺の炭坑関連施設跡はメガソーラーばかり。グーグルマップで見るといたるところソーラーパネルだらけ。エネルギーの変遷を如実に示している。
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三池炭坑の概略図。そのうち炭坑鉄道だけ紫色のラインで示した。昔は他にも支線があって今の三井グリーンランドあたりまで線路が延びていた。いま線路跡も世界遺産になっている。せめてこの紫色の部分でも復活してもらうと世界遺産巡りが遊園地並みに楽しくなるんだが・・・・。
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ここらで孫達の退屈と空腹が極に達したので順路の先を見ずに三川坑を後にした。

三池炭坑は1997年に閉山している。まだ埋蔵量の4分の1しか掘っていないそうだ。地下にはまだ膨大な石炭が眠っているが採算がとれない。度重なる事故もコストを引き上げた。大きなな事故は1963年(死者458人)、1984年(死者84人)。

1963年(昭和38年)というと私は小学4年生である。その年のケネディ暗殺はよく覚えているが、三池炭坑事故の記憶はあるにはあるがそれほどハッキリしていない。大事故があった、というくらいでその後CO中毒の被害が後年に及んだので記憶が補強されているんだろう。今調べると、死者458人・CO中毒患者約839人のという大惨事。御巣鷹山の飛行機事故よりもはるかに大きいというべき歴史的な大事故である。なんとその同年同月には東海道線鶴見駅の多重衝突事故で191人が亡くなる大事故もあった。これもおぼろに覚えてはいる。






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Author:トトロのとなり
現在トトロのとなりの門川町に住む。
日豊地域での見聞を中心に徒然を記す。
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